俳優の小日向文世が、テレビ朝日系ミステリードラマ枠『日曜ワイド』(毎週日曜10:00~)で4日に放送される新作『欠点だらけの刑事』で主演を務める。

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『欠点だらけの刑事』に主演する小日向文世=テレビ朝日提供

このドラマは、小日向演じる不器用でありながら、その欠点から芽生えた独特の観察眼を駆使して数々の事件を解決してきた凄腕刑事・百野冬美男が、大雑把な性格の刑事・万城目千鶴(森口瑤子)とコンビを組んで、有名スイーツプロデューサーの周辺で起きた殺人事件の謎に挑んでいくというもの。

小日向は「これまで2時間ドラマの刑事役はいろいろ演じてきましたが、これだけ人間と交わるのが苦手な男は初めてです。百野の個性が台本にしっかり描かれていたので役作りの苦労は少なかったですが、セリフが独特で、しかもセリフ量が多かったので大変でした」と、撮影を振り返る。

そんな小日向に、自身の欠点について聞くと、「とにかく行動範囲が狭いこと! 家族サービスが、すべてウチの中なんです。女性から見たら、僕は面白味のない男だと思うなぁ」と、苦笑いしながら自己分析した。

記憶力抜群の百野は、自身のトラウマとなった小学生時代の出来事を「一生涯、心に深く刻まれる傷となった…」と語るのがクセであることから、小日向にも「心に深く刻まれる傷となった出来事は?」と聞いてみると、高校時代の失恋について告白。

「高校1年の夏、好きな女の子に告白したらフラれてしまい、ショックで学校を早退したんです。帰る途中、後ろからタッタッタ…と足音が聞こえてきて、振り返ったら小さな犬がついてきていて…。なんだかものすごく心が通じ合っているような気がしました。結局、父にダメといわれて飼うことはできなかったのですが、あの犬との出会いはなんだったんだろう…と今でも忘れられません」と、切なくも不思議な体験を打ち明けた。

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