ソニーは2日、 2018年4月1日付けの新たな経営体制を発表した。現在、代表執行役副社長兼CFOを務める吉田憲一郎氏が、同日付けで代表執行役社長兼CEOに就任。現CEOの平井一夫氏は、同日付けで取締役会長に就任する。
平井氏は1984年にソニーへ入社。2012年4月に社長兼CEOに就任し、ちょうど丸6年の節目を迎えるタイミングだ。平井氏は、2017年度に目標を上回る業績を見通せるようになったことや、新しい中期経営計画が始まるタイミングで新しい経営体制にバトンタッチすることが、今後のソニーおよび平井氏自身においても適切であると考えたとして、退任を決意したという。
後任の吉田氏は1983年にソニーへ入社。米ソニーやソニーコミュニケーションネットワーク(現ソネット)などを経て、2015年4月にソニー代表執行役副社長兼CFOに就任した。吉田氏は社長兼CEOの就任について「大きな責任を感じている」とし、事業計画を固めた上で"より良いソニー"を創るために全力で取り組むとコメントしている。