パナソニック、小型軽量のエントリーミラーレス「LUMIX GF10/GF90」

パナソニックは2月1日、マイクロフォーサーズマウント対応のレンズ交換式小型軽量ミラーレス一眼カメラ「LUMIX GF10/GF90」(以下、GF10/GF90)を発表した。2月22日より発売し、色はオレンジ、ホワイト、ブラックの3色を用意。価格はオープン。

LUMIX GF10/GF90には、オレンジ、ホワイト、ブラックの3色を用意

推定市場価格は、標準ズーム「12-32mmF3.5-5.6」とクリエイティブな写真が撮れる明るい単焦点レンズ「25mm F1.7」が付属するダブルレンズキットが9万円前後の見込み。ちなみに、型番は流通・販路の関係でGF10とGF90となるが、製品とパッケージ内容は同じ。

GF10/GF90の主な特長は、「思いのままの自分撮りがさらに楽しめる」ことと、「一眼ならではの高画質」。そして「コンパクトボディに凝縮された、高い操作性と多彩な撮影機能」。

カメラを構えたところ

【特長1】思いのままの「自分撮り」がさらに楽しめる

「LUMNIX GF9」で提案した「4Kセルフィー」を継承。秒間30コマ連写で撮影し、後から好きな写真を選べる。動きの読めない赤ちゃんやペットの撮影、誰かが目を閉じやすい集合写真などの撮影、自然な笑顔など、最高の一瞬を残したいときに最適。

背面液晶モニターはセルフィーに最適なチルト式&タッチ式
液晶モニターを正面に向けた状態

GF10/GF90では、セルフィー機能が大きく進化している。まず、広角側での4Kセルフィー時にも、画面の上下をカットすることなく、レンズの画角(24mm)をフルに活かせるようになった。これにより、風景を背景にしたセルフィー、他人数でのセルフィーを撮影しやすくなっている。また、自分撮りモード時のみ、4Kフォトに4K連写(広角)が追加された(連写速度は15コマ/秒)。

夜景セルフィー(夜景+自分撮りモード)も新機能だ。複数枚の背景夜景を合成、さらにフラッシュで人物を明るく撮影。この夜景と人物をカメラ内で合成することで、夜景を背景にしたセルフィー撮影でも、ブレずに明るく鮮やかに撮影できる。

人物モードでのビューティ効果には「スリム効果」を追加、恋人や友人などの撮影時も、スリム・美肌効果でよりキレイに撮ることができる。このほかにも、以下の多彩なセルフィー機能を搭載している。

美肌効果モード(10段階)
フィルター選択(5種類)
背景コントロール「ぼかし」
スリムモード(10段階)
シャッターモード(フェイス、フレンドリー、タッチ)
背景コントロール
パノラマセルフィーモード

【特長2】一眼ならではの高画質

GF10/GF90は、上位モデルと同じセンサー・エンジンで高い基本性能を実現。撮像センサーは、ローパスフィルターレス 16M Live MOSセンサー。また、撮りたいものに一瞬でピントが合う空間認識AF(DFD)を採用し、0.07秒の高速AFを搭載している。

【特長3】コンパクトボディに高い操作性と多彩な撮影機能を凝縮

GF10/GF90のボディサイズは、106.5×64.6×33.3mm。重量は、本体がわずか270g、標準ズームレンズ装着時でも337gと、コンパクトカメラ並み。にもかかわらず、カメラのホールディングを向上させるグリップピースや、ローアングル、セルフィー撮影に対応したタッチパネルモニター、セルフィー撮影に最適なダブルシャッターなどを装備。その操作性の高さも魅力だ。

使いやすいダイヤルやボタン
標準ズームレンズ装着時でもコンパクトカメラ並みのサイズ

一方、クリエイティブコントロール(フィルター機能)では、最多レベルの22種類のフィルター効果を搭載。階調が豊かなこだわりの質感描写「L.モノクローム」も使用できる。

フィルター効果 : ポップ、レトロ、オールドデイズ、ハイキー、ローキー、セピア、モノクローム、ダイナミックモノクローム、シルキーモノクローム、インプレッシブアート、ハイダイナミック、クロスプロセス、トイフォト、トイポップ、ブリーチバイパス、ジオラマ、ソフトフォーカス、ファンタジー、クロスフィルター、ワンポイントカラー、サンシャイン、L.モノクローム(フォトスタイルから選択)