Microsoftはこのほど、Windows 10の次期リリースにて、Windowsデバイスから収集した診断データを閲覧・検索できるプライバシーツール「Windows Diagnostic Data Viewer」を導入すると発表し、Windows Insiderに対する初期プレビュー版の提供を開始した。
Windows Diagnostic Data Viewerの導入は、 Windowsにおけるプライバシー機能強化の一環で、Microsoftアカウントに関連したデータの閲覧と管理機能を高める。特定のデバイスに関連してクラウドに保管された下記のようなWindows診断データを閲覧・検索できる。
- 共通データ (Common Data) :オペレーティングシステムの名称とバージョン、デバイス ID、デバイスクラス、診断レベルの選択など
- 製品とサービスの性能(Product and Service Performance):デバイスの正常性、性能、信頼性のデータ、デバイスの動画視聴機能、デバイスファイルの照会など(重要:この機能はユーザーのメディア視聴傾向の捕獲を目的としたものではございません。)
- 製品とサービスの使用(Product and Service Usage):デバイス、オペレーティングシステム、アプリケーション、サービスの使用に関する詳細データ
- ソフトウェア設定と構成(Software Setup and Inventory):導入済アプリケーションと更新履歴、デバイス更新の関連情報など
また、Microsoft Privacy Dashboardをアップデート。Activity Historyを新たに追加し、こちらでもMicrosoftアカウントに保存されたデータを閲覧できるようになる。なお、今後数カ月のうちに次の機能を追加するという。
- Activity History ページ上での製品とサービスの使用履歴データとメディア視聴データの閲覧と管理機能
- ダッシュボード上のデータのエキスポート
- 特定項目の削除による個別コントロールの強化