JR東海は25日、2019年度冬をめどに東海道新幹線N700Aタイプ全車両で無料Wi-Fiサービスの提供を開始すると発表した。東海道新幹線の一部駅で提供している無料Wi-Fiサービスも全17駅に拡大する。
東海道新幹線車内では、現在も事前に事業者との契約が必要な公衆無線LANによるインターネット接続サービスを提供しているが、今回発表されたのはこれとは別の新たなサービス。今後投入予定分も含め、131編成2,096両すべてにおいて、事前契約の必要なく無料で利用できるWi-Fiサービスを準備するという。今年夏から順次サービスを開始し、2019年度冬に全車両での整備を完了する計画としている。
特急「ひだ」として運用するキハ85系でも、今夏から順次、無料Wi-Fiサービスの提供を開始する。年度末に全80両での整備を完了する予定だ。
また、現在は東海道新幹線の6駅と一部の在来線駅で提供している「JR-Central FREE Wi-Fi」を今年3月から新幹線全17駅と在来線24駅に拡大。いずれの駅も、改札口やコンコース待合室付近にアクセスポイントを設け、その周辺で利用可能となる。