首都圏新都市鉄道は3月17日につくばエクスプレスのダイヤ改正を実施する。昨年11月に完成した守谷追越設備を活用し、列車の運転パターンを変更するほか、夕夜間時間帯の輸送改善などを図る。
守谷追越設備の完成により、守谷駅での追越しが可能になったことから、ダイヤ改正後は快速が普通を追い抜く駅を現行の流山おおたかの森から八潮駅・守谷駅に変更。上り・下りともに快速・普通の乗換えは南流山駅・守谷駅で可能となる。
これにともない、秋葉原~北千住間各駅と南流山駅から、みらい平~研究学園間各駅へ快速・普通を乗り継ぐ場合の所要時間が最大2分短縮される(逆方向も同じ)。また、秋葉原~北千住間各駅から流山セントラルパーク駅へ移動する際、快速の利用が可能に。南流山駅で普通へ乗換えとなる。
日中時間帯のつくば発秋葉原行の快速・区間快速は、これまで最大25分空いていた運転間隔を最大21分に短縮する。八潮駅での区間快速と普通の待ち合わせは上下ともに解消し、秋葉原~守谷間を終点まで先着する列車本数を1時間あたり2本増やす。
また、平日は秋葉原駅を17~19時台に発車する守谷行の普通を5本増発。17・18時台に各2本、19時台に1本を増発し、秋葉原発の列車本数を17・18時台は現行の12本から14本に、19時台は現行の12本から13本に増やす。秋葉原駅を17時30分に発車するつくば行の快速は通勤快速に変更。通勤快速と普通の接続パターンを変更し、すべてのつくば行の通勤快速(計5本)を八潮駅・守谷駅で普通列車に接続させる。
その他、平日は秋葉原~守谷間で7本、つくば~守谷間で1本の増発(区間延長)を実施。土休日は早朝時間帯のつくば~守谷間で1本増発(区間延長)を行う。