元SMAPで俳優の草なぎ剛が、27日に放送されるNHK総合『NHKスペシャル 未解決事件 File.06 赤報隊事件』第1夜の実録ドラマ(19:30~20:43)に出演する。
NHKではこれまで「地下鉄サリン事件」や「ロッキード事件」など、日本中に大きな衝撃を与え、今なお生々しい記憶を残す「未解決事件」を徹底検証・徹底追跡してきた。
シリーズ第6弾となる今回は、2夜連続で「赤報隊事件」迫る。この事件は1987年5月3日、朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が進入し、散弾銃で記者2名を死傷させた。その後も全国各地の朝日新聞関連施設を襲撃、爆破未遂、そして中曽根・竹下元首相への脅迫や、リクルート元会長宅への銃撃など事件は全国に拡大。のべ124万人の捜査員が投入されたが、15年前、全ての事件が未解決のまま時効を迎えた。
1夜目では、NHKが入手した極秘資料や関係者の証言をもとに、「実録ドラマ」で知られざる事件の闇に迫る。草なぎは朝日新聞特命取材班記者・樋田毅役を演じ、ほかにも上地雄輔・堀内敬子・長谷川朝晴・中越典子・丸山智己・松澤一之らが出演する。
ドラマ出演は約1年ぶりとなる草なぎは、NHKのインタビューで「現場では、僕が演じた樋田毅さんの思いを今の人たちに伝えることが、今の僕に与えられた仕事なんだなと思いながら撮影しました」と語る。また前回のドラマ出演後に、SNSを始めた草なぎには直接ファンからの反応が届いているようで、「SNSを始めたことで僕にもみなさんから直接コメントが届いています。このドラマについてのコメントも見ていますよ!」とも明かした。
■草なぎ剛コメント
「未解決事件は『追跡プロジェクト』のナビゲーターも務めてきましたが、今回は実録ドラマへの出演ということで楽しみです。阪神支局の事件が起きた時、僕は中学生でした。事件について詳しく知らなかったのですが、知れば知るほど、自由にモノが言える自由な社会とは何か、考えるようになりました。この社会に暮らしている一人として、ドラマを通して少しでも皆さんに考えてもらうきっかけが作れたらいいなと思っています」