ミキハウスは1月25日、「ミキハウスベビークラブ」会員を対象にした「名づけ調査」の結果を発表。半数以上の人が、妊娠中におなかの中にいる子のニックネーム「胎児ネーム」をつけていたことが分かった。
調査は2017年12月12日~18日、「ミキハウスベビークラブ」会員のうち、子どものいる人や現在妊娠中の人を対象に行われたもの。4,286名から回答を得た。
はじめに、子どもの名前を決める際に意識したことや、気をつけたことについて尋ねると、1位は「音の響きがよい」(59.0%)、2位は「字画がよい」(57.4%)、3位は「キラキラネームを避ける」(49.7%)となった。
また男の子と比べて女の子への名づけは「女性らしさを意識した名前にする」(30.6%)、「生まれた季節や月などにちなんだものにする」(18.1%)という回答が多くあった。また、男の子への名づけには「字画がよい」(61.3%)や「お子さまの将来像への願いをこめる」(49.0%)という回答が、女の子への名づけと比べて多い結果となった。
名前を決めた時期は「妊娠中に性別がわかってから」が最も多く、53.9%だった。また妊娠する前から決めていた人も4.3%いた。
子どもの名前を決める際に参考にした人の名前があると答えた人は1割以上いて、15.8%が「パパの名前」、11.5%が「ママの名前」と回答。タレントや著名人の名前を参考にした人(3.6%)の中で人気だったのは、1位から順に新垣結衣さん、福士蒼汰さん、錦織圭さん・エマワトソンさんだった。
名前で使われた漢字ランキングの結果は男の子の1位が「太」、女の子の1位が「結」となった。
続いて胎児ネームについて尋ねると、56.2%の人が「つけていた」と回答。18.8%は「生後の名前で呼んでいた」と答えた。
胎児ネームの由来は、おなかの中にいる子どもの様子にちなんだものや、却下になった名前候補のほか、記念日にちなんだもの、ペットの名前などがあった。
「ニット」(2月10日に妊娠が確定したから/32歳女性)、「ピコチャン」(エコーを見たときに、心臓がぴこぴこ動いていたから/29歳女性)、「ドンチャン」(近所のかわいがっている犬の名前/32歳女性)、「ムギチャン」(妊娠中、パンが食べたくて、おいしいパンをたくさん食べていたので/31歳女性)といった声が寄せられている。
胎児ネームをつけてよかったこととしては、「愛着がわいて、赤ちゃんとの距離が近くなった」(33歳女性)、「旦那も実感がないながらも、胎児ネームで呼ぶことで愛着がわいていたように思う」(26歳女性)、「生まれる前から夫婦間で赤ちゃんの話をするきっかけになった」(31歳女性)という意見があった。
一方、「生後も胎児ネームで呼びそうになった」(28歳女性)、「名づけの時にそのイメージが強く残り、他の名前がしっくりこなくなってしまった」(29歳女性)という人もいた。
さらに、胎児ネームをつけていた人のうち13.3%が、胎児ネームに何らかの影響を受けて生まれてからの名前をつけていたことも分かった。