パナソニックは25日、モバイルノートPC「Let'snote」の2018年春モデルを発表した。

店頭向けには、クラムシェルタイプの12.1型ノートPC「SV7」、2in1 PCの10.1型モデル「RZ6」と12型モデル「XZ6」、14型ノートPC「LX6」の4シリーズをラインナップ。ここでは、フルリニューアルを果たした「SV7」を紹介する。「SV7」の発売日は2月16日。価格はオープンで、店頭予想価格(税別)は225,000円前後から。

  • Let'snote

    Let'snote SV7

12.1型の「Let'snote SV7」シリーズは、現行の「Let'snote SZ6」シリーズをフルモデルチェンジしたもの。プロセッサに4コアの第8世代Intel Core i5/i7を搭載しており、第8世代Intel Coreプロセッサ搭載の光学式ドライブ内蔵PCにおいて、世界最軽量の999gを実現した(同社調べ)。

第8世代Intel Coreの搭載にともない、本体の基板や本体形状も変更。特に放熱の設計に力を入れ、ファンブレードを上下2段に分け、位置をずらして配置した「位相反転形状ブレード」を新開発。動作音を低減しながら、高速回転できるようにした。また、放熱フィンは中央部をへこませる新形状を採用し冷却効率を高めたほか、ボディ底部に吸気口を設け、ボディ内部の空気の流れを最適化した。

Webカメラは新たに赤外線センサーを設け、Windows Helloの顔認証ログインに対応。また、本体のインタフェースに、USB PowerDeliveryに対応したUSB Type-Cポート(Thunderbolt 3対応)を追加した。

  • Let'snote SV7

    従来の搭載ポートはそのままに、新たにUSB Type-Cポート(Thunderbolt 3対応)を追加

  • Let'snote SV7

    前モデル(奥)と新モデル(手前)。本体のエッジ部が若干丸くなった

キーボードは従来と同等ながら、キーボード上部に搭載しているマイクを、従来のモノラル(1基)からステレオ(2基)へ強化。ヒンジ左右の近くに1基ずつ配置した。

このほか、本体のエッジは丸みを帯びた形状となり、天板の薄肉化も進んだ。バッテリの形状も現行から変わり、「Let'snote SZ6」付属バッテリとの互換性はない。なお、「Let'snote SZ6」は法人モデルのみ併売される。

  • Let'snote SV7

    前モデルのSバッテリと新モデルのLバッテリ。サイズと形状が異なり、互換性はない

  • Let'snote SV7

    本体のACアダプタ

主な仕様は下表の通り。

品番 CF-SV7LDFPR CF-SV7LDGQR CF-SV7LFGQR CF-SV7MDTQR CF-SV7MFRQR CF-SV7LDDQR
本体カラー シルバー
OS Windows 10 Home 64bit Windows 10 Pro 64bit(Fall Creators Update)
CPU Intel Core i5-8250U(1.60GHz) Intel Core i7-8550U(1.80GHz) Intel Core i5-8250U(1.60GHz)
メモリ 8GB
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD 512GB SSD 1TB HDD
ディスプレイ 1型ワイド(1,920×1,200ドット)
光学ドライブ DVDスーパーマルチ 非搭載
通信機能 1000BASE-T準拠の有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1
WWAN LTE(nano SIM) LTE(nano SIM)
カメラ 顔認証対応カメラ
バッテリ駆動時間 約14時間
バッテリーパックS付属
約21時間
バッテリーパックL付属
約11時間
バッテリーパックS付属
重量 約0.999kg 約1.024kg 約1.099kg 約1.124kg 約1.019kg
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