『ヒプノシスマイク-Devision Rap Battle-』のCDリリース記念イベント&ニコニコ生放送の公開収録が1月21日、東京・ベノア銀座にて行われた。

  • 『ヒプノシスマイク-Devision Rap Battle-』CDリリース記念イベント&

出演は、イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」山田一郎役の木村昴、山田二郎役の石谷春貴、山田三郎役の天﨑滉平、ヨコハマ・ディビジョン「Mad Trigger Crew」毒島メイソン理鶯役の神尾晋一郎、入間銃兎役の駒田航、シンジュク・ディビジョン「麻天狼」観音坂独歩役の伊東健人、シブヤ・ディビジョン「Fling Posse」有栖川帝統役の野津山幸宏。本レポートでは、さまざまな新情報が解禁となった盛りだくさんのイベントの模様をお伝えする。

2017年11月のアニメイトガールズフェスティバルぶりとなる『ヒプノシスマイク』のイベント。ファンの熱気の高まりがうかがえる大きな拍手の中、出演者7名が登場する。

木村が「ヒップホップのライブだと思って盛り上がっていきましょう!」と会場をあたためると、ファンは大きな声をあげてそれに応える。出演者一人ずつ自己紹介を行うパートでは、天﨑が「アイセイヒプノシス、ユーセイマイク!」と客席へコールアンドレスポンスを煽った。会場中が一体となった「マイク!」の声は、ステージ上も客席も気合十分といった様子だ。

最初のコーナーは、『ヒプノシスマイク』ニコニコ生放送では恒例の「リリックマッチ」。ファンから事前に募集したリリックをその場でキャストたちがラップし、拍手の大きさで勝敗を決める。

進行の途中、木村が台本のどこを読んでいるかわからなくなり、慌てふためくさまを神尾がイジる。すると、天﨑は三郎らしく「兄ちゃんをバカにすんなよ!」と神尾に噛み付いた。神尾も「お、やるのか?」と応戦の構えを見せ、早くもバトルモードだ。ちなみに神尾にすごまれた天﨑は「こわい……」と怖気付いてしまい、客席に笑いが起きていた。

このリリックマッチでは木村、石谷、神尾、野津山のAブロック、天﨑、駒田、伊東のBブロックと、2回に分かれて試合を行う。

まずはAブロック。番組恒例の「ヒプマイじゃんけん」で順番を決め、石谷、神尾、木村、野津山の順にラップを披露していく。ビートが鳴った瞬間に「what's up ニコ生調子どう?」と会場を盛り上げた野津山が一番の拍手と歓声を集め、Aブロックの勝者となった。

続くBブロックも「ヒプマイじゃんけん」からスタート。「このじゃんけんは動けば動くほど勝てる」とアドバイスを受けた番組初登場の伊東は、体をくの字型にした大ジャンプを見せるが、じゃんけんに負けてしまう結果に……。伊東をトップバッターに、3人それぞれが気迫のこもったラップを披露し、Bブロックは駒田が勝利を手にした。

最終対決は、野津山が「ヘルという名のヘブン」というパンチラインで客席を沸かせたものの、勝ったのは銃兎にちなんだ「ウサギは草食動物 でもバトルは大好物」とライムを刻んだ駒田。罰ゲームとして駒田以外の全員には「大地の味がする」と評判の濃い青汁がサーブされた。ゲテモノ料理を得意とする理鶯らしく、神尾は「このくらいはただのスパイスだね」と強がっていたが、飲み終わった後は全員がぐったりとしていた。

続いてのコーナーは「『俺が一郎』選手権」。山田一郎が歌う「俺が一郎」の歌詞の一部を書き換える大喜利だ。伊東が「これが伝説の"ラップミーティング"、"生放送媒体"の新時代到来」「言えよwho's the one "ヒプノシスマイク"」と発表し木村が「ちゃんとライムしてる!」と唸る。

しかし、優勝したのは天﨑の「これが伝説の"なにかしら"、"そこらへん"新時代到来」「言えよwho's the one "それはわからん"」という、なんともふわっとした"自問自答ラップ"。だが、木村がいたく気に入り、当の天﨑は「司会をやりながらだったから、なにも思いつかなかった」と笑っていた。

続く告知コーナーではさまざまなオフィシャルグッズの販売情報、「カラオケの鉄人」や「SWEETS PARADISE」とのコラボ企画など、怒涛のように新情報が発表される。最後には、ファン待望の新CDシリーズ「BATTLE SERIES」のリリースが告知された。

これは、各ディビジョンがトーナメント形式で対決を行っていく企画。CDに封入された投票券で、ファンは応援するディビジョンに投票ができ、得票数の多さでそれぞれのバトルの勝敗が決まる。第1弾リリースはイケブクロVSヨコハマ、第2弾リリースはシンジュクVSシブヤとなっており、2つのバトルの勝敗の結果が、その後のリリースやドラマの内容に反映されるという。

第3弾リリースはまだストーリーも何も決まっていないということで、木村の「筋書きのないドラマ、みなさんに作っていただくヒプノシスマイクです!」との言葉に、ファンも興奮の歓声をあげる。リリース時期は今後公式サイト等で発表されるとのこと。

エンディングでは、出演陣が今後の展開をほのめかすコメントを残していく。駒田は「独歩と銃兎の過去の話もあるかも」、また神尾も「帝統(ダイス)とメイソンで"ダイソン"の過去も……」と発言。また、天﨑も「今年は色々なことがまだまだ起きます。ここまで出かかってるけど言えないことがいっぱいあります」とファンの期待を煽った。木村は「ヒプノシスマイクをどんどん盛り上げていって、ハリウッドで映画化を目指したいです。山田一郎はエミネムにやってもらおうかなと」と、大きな夢を語り笑う。

最後は会場中がピースサインでお別れ。出演者が退場すると、新曲、新規カットが使用された「BATTLE SERIES」のトレーラー映像が流れ、大きな歓声が上がる。今後の展開への期待が膨らむリリースイベントであった。