東京メトロは24日、日中時間帯に運行する日比谷線13000系の一部列車において、車内BGM放送を試験的に運用すると発表した。
同社によれば、日比谷線の新型車両13000系は車内スピーカーに高音質ステレオ放送システムを搭載しており、クリアな音質で車内放送できる仕様になっているという。
BGM機能はイベント列車の運行や車両点検時のスピーカー試験のために導入したものだが、より快適な車内空間を利用者に提供するため、営業列車での活用を決めた。通勤用車両における営業列車内でのBGM放送は国内初の試みとのこと。13101編成をはじめ奇数編成ではショパン「ノクターン」、メンデルスゾーン「春の歌」などのクラシック音楽、13102編成をはじめ偶数編成ではヒーリング音楽を流す予定としている。
車内BGMによる放送は1月29日から日比谷線中目黒~北千住間で行い、当面継続する。東武スカイツリーラインでは放送しない。
対象となる列車は、平日が中目黒駅10時28分発・12時11分発と北千住駅11時20分発・13時0分発の計4本。土休日も計4本で、運行時刻は中目黒駅11時0分発・12時41分発と北千住駅11時44分発・13時30分発となる。事故や荒天などでダイヤの乱れが発生した場合は、車内BGMを流さない可能性もある。車内BGMの本格運用については、試験運用に対する利用者の声をもとに判断するという。