東京の街に20cmの雪が積もった1月某日、なんと……「お花見」をした。花の香りをかぎながら、桜のドリンクを飲み、色とりどりの花々を愛でてきた。
そんな春先どりの癒し空間が広がっているのは、東京・日本橋三井ホールで1月23日~2月26日まで開催されている「FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲」。毎年「日本一早いお花見を、日本橋で。」をキャッチコピーに催される同イベントは、多彩な植物のオブジェ×最新テクノロジーを駆使した体験型アートが魅力のアートイベントだ。
クリエイティブ集団「NAKED」がプロデュースする、あまりに幻想的な"花のアート庭園"を散策してきたので、その見どころをお届けしよう。
日本一早いお花見ができる
なんと言っても一番の見どころは「体験型アート」。今年は会場の使用率を過去最大級に拡大し、作品を一新。"花と舞と音楽"の「輪舞曲(ロンド)」をテーマに、まったく新しいお花見体験ができる。
会場内は10のエリアに分けられており、それぞれに体験型コンテンツを展開。数ある中でも、桜をテーマにした要チェックのスポットが「桜彩エリア」だ。
「桜彩エリア」は"日本一早いお花見"を象徴する桜のアート空間。緻密にカットされた紙の桜が天井を彩り、壁一面には桜の映像を映し出したプロジェクションマッピングが配されている。20分に1回、ダンサーの舞とヴァイオリン演奏者の生演奏が演出と連動する5分間の特別演出も行われるので、見逃さないようにしよう。
リアルとデジタルが融合した独創的な空間は、まさに圧巻の美しさ。現実の桜にも劣らない美しいお花見体験ができる。
人気ブランドとのコラボアート
人気ブランド「LANVIN en Bleu」の2018SSの花柄とコラボレーションしたアート作品が楽しめるのが「花畑エリア」。"種の中心の世界"という設定のもと、多彩な仕掛けの花畑を散策することができる。
同エリアでも、20分に1回、ダンサーの舞とヴァイオリン演奏者の生演奏が演出と連動した特別演出を観られる。音楽×踊り×アートの幻想的な空間を体験したい。
壁の筒を覗くとカエルがいたり、タンポポのオブジェに息を吹きかけると、映像の綿毛や花びらが舞い上がるなど、細かなところまで仕掛けが満載。すっかり時間を忘れてアートを楽しむことができる。
花をテーマにしたグルメを堪能
お花見の醍醐味と言えば、やはり花見酒。桜をテーマにした「桜彩エリア」には、フードやドリンクが味わえる「桜彩BAR」も設けられている。
花畑エリアをイメージしたノンアルコールカクテル、桜のサングリア、ハーブのレモネード、おつまみ「花皿」……などなど、花をテーマにした多種多彩なグルメがそろう。どれもフォトジェニックな品々ばかりなので、スマホ撮影をお忘れなく。
ハイセンスなグッズが勢ぞろい
美術展やアートイベントに行くと、展示をモチーフにしたグッドデザインな限定グッズを見つけるのも楽しみのひとつ。同イベントにも、花をテーマにした実に多種多彩なグッズが用意されている。
毎年完売してしまうほど人気のマスキングテープ、ポストカード、クリアファイルといった同イベントのオリジナルグッズのほか、多彩なブランドとのコラボアイテムが会場限定で販売されているのも嬉しいところ。
「@aroma」コラボのオリジナルアロマ、「かまわぬ」コラボのオリジナルてぬぐいなど、どれもハイセンスなアイテムばかり。ここでしか買えないものが多いので、気に入ったアイテムは逃さずにゲットしたい。
通算動員数は25万人以上、Instagramでのイベントハッシュタグは4万7,000件以上と、日本橋エリアの新春恒例イベントとして人気の同イベント。会場でしか体感できない"花アート"の数々は、春の訪れを感じさせてくれる美しい作品ばかりなので、ぜひ会場でひと足先にお花見を楽しんでほしい。
「FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲」は、1月23日~2月26日の10~20時(入場は閉場の30分前)まで日本橋三井ホール COREDO 室町 1 5F(エントランスは4F)にて開催。入場料は当日券1,400円となっている。