DJIは1月23日、折りたたみ可能な小型ドローン「Mavic Air」を発表した。3軸のジンバルを搭載するなど、Mavicシリーズに期待される機能・性能を保ちながら、パームサイズのSparkを思わせるほどの小型軽量を実現した。価格は799USドル。同梱物は、送信機、バッテリー、プロペラガード、キャリーケース、予備プロペラなど。dji.comで予約販売が始まっており、出荷開始予定は1月28日となっている。
Mavic Airは、Mavic Proと同じようにプロペラとアームを折りたためる。折りたたみ時のサイズは163×83×49ミリで、重さは430グラム。開いた状態だと168×184×64ミリ。Sparkより一回り大きいが、アームを折りたためるので携帯性でSparkに劣らない。カラーはオニキスブラック、アークティックホワイト、フレームレッドの3色。スマートフォンの装着が可能な送信機もデザインが改良されてコンパクトになった。
カメラは1/2.3インチCMOSセンサーを搭載、有効画素数は12メガピクセル。レンズは24ミリ (F2.8)だ。ティルト/ロール/パンのメカニカル3軸ジンバルは角度ぶれが±0.005度まで抑えられていて、安定した撮影を実現する。FHD (1920×1080) /120pや4K Ultra HD (3840×2160)/30pのビデオを撮影可能。最大ビットレートは100Mbps。Micro SDカード・スロットに加えて、DJIのドローンで初めて8GBのストレージを内蔵する。
7つのカメラや赤外線センサーで収集したデータから3Dマップを構築し、安定したホバリングや障害物回避を行う「FlightAutonomy 2.0」は、前後のカメラの改善によって後進時にも最大20メートル離れた障害物を認識する。飛行時間は最大21分 (無風状態)、ホバリング時間は同20分 (同)。最大5,000メートルまで上昇可能。スポーツモード時の最高速度は時速68キロだ。人や車などを自動追尾する「ActiveTrack」、ドローンならでは動きと構図のビデオ撮影を簡単に行える「QuickShot」、ハンドジェスチャーで操作しながら簡単に写真やビデオを撮影できる「SmartCapture」、モバイルデバイスの画面でタップした場所に自動的に飛行する「TapFly」など、様々な機能をサポートする。