むすびは1月22日、「新人社員の企業理念・価値観に対する意識調査」の結果を発表した。調査は2017年11月30日~12月5日、全国の入社3年以内の会社員332名を対象に、インターネットにて行われた。
新人社員6割が企業理念を理解
調査ではまず、「現在働いている会社で将来活躍しているイメージはありますか?」と聞いたところ、全体の40.0%が「イメージはある(ある+どちらかというとある)」と回答。一方、「イメージは無い」(17.8%)や「どちらかというイメージは無い」(19.6%)という人は37.4%に上り、入社3年以内にもかかわらず将来活躍するイメージを持てない新人社員が4割近くいることがわかった。
続いて、「会社の企業理念や価値観を理解しているか」を聞いた。結果は、「理解している」人は59.0%。「理解していない」が25.3%、「あるかわからない」は15.7%だった。
両者に「現在働いている会社で将来活躍しているイメージがあるか」と質問し、それぞれ「ある(ある+どちらかというとある)」と回答した割合を算出したところ、企業理念や価値観を「理解している」新人社員では52.3%と半数を超えたのに対し、「理解していない」新人社員は23.8%に留まる結果に。新人社員が「企業理念・価値観」を理解することは、将来の活躍イメージにも影響を与えることが伺えた。
企業理念の研修実施率57.9%
企業理念や価値観についての説明研修やミーティングなどが行われているか尋ねたところ、「積極的に行われている」(17.5%)、「ときどき行われている」(40.4%)、「あまり行われていない」(25.3%)、「行われたことが無い」(16.9%)という結果に。さらに、「企業成長のためには企業理念や価値観が必要だと思うか」という設問では、約7割の新人社員が「必要だと思う」(23.8%)、「どちらかというと必要だと思う」(45.2%)と回答した。