ライオンは1月22日、自分の子供が2018年に初めて受験に挑戦する親を対象とした実態調査の結果を発表した。調査期間は2017年11月30日~12月4日、調査対象は2018年に中学受験か高校受験を控えている受験生を持ち、かつその受験が親として迎える初めての受験である30~59歳の個人、有効回答は400人。
要因は「子供の姿勢」「成績」など
子供が受験勉強を開始してから、以前と比べてストレスは増えたと感じるか尋ねたところ、62.5%が「はい」と回答。特に母親(71.5%)は父親(53.5%)よりストレスを感じている人が多かった。
ストレスが増加した親にその原因を聞くと、母親、父親共通して受験する子供の姿勢や成績が上位にランクイン。一方、異なる原因としては、「受験に必要となる出費増加に対して節約をするなど、お金の工面」を挙げる母親は46.9%だったのに対し、父親は19.6%と2倍以上の差があった。また「受験による家事の増加」も父親(15.0%)より母親(36.4%)の回答割合の方が多かった。
上記のような互いが感じるストレスの違いから、母親、父親ともに約4人に1人が「パートナー(妻/夫)の姿勢」(母親26.6%、父親26.2%)をストレス原因に挙げていた。
父親以上にストレスやプレッシャーを感じている母親に対し、ママ友との交友関係に子供の学力や受験勉強の状況は影響を与えると思うか質問したところ、「思う(やや+かなり)」と答えた割合は39.5%。また子供の受験に関するママ友の会話については、「あまり本音では話さない」が55.0%、「まったく本音では話さない」が10.5%となり、母親の6割以上が受験についてはママ友と本音で話さないことがわかった。