ドワンゴは1月23日、同社が運営する動画プラットフォーム「niconico」の生放送配信サービス「ユーザー生放送」において、HD配信機能の提供を開始した。HD配信ができるのはPCからのみで、同時配信数は100枠まで(順次、枠を増やしていく)。
これまでユーザー生放送において配信可能な画質は、最大450p(800×450ピクセル)までであったが、今後は最大720p(1,280×720ピクセル)となる。配信ビットレートは映像・音声を合わせ6,000kbps、フレームレートは最大30fps、音声チャンネルは最大2ch。720p配信番組には、「HD配信」タグを付与し、視聴者は、画面の画質切り替え設定から「3Mbps」を選択すると、720pの映像を楽しめる。
また、「Adobe Flash Player」が2020年にサポート終了することを見据え、ユーザー生放送は1月23日に「HTML 5版」プレーヤーに完全移行。ユーザーの意見をもとに、視聴時の負荷を軽減する「軽量モード」機能を追加しているユーザーは画質を落とさずに生放送配信を視聴可能だ。ただし軽量モードでは、コメントのフレームレートと解像度が下がる。