JR西日本と近畿日本鉄道は22日、JR和歌山線高田~五条間の「ICOCA」エリア拡大に合わせ、JR西日本・近鉄IC連絡定期券(2012年12月から販売)の接続駅に新たに吉野口駅を加えると発表した。3月17日から両社で吉野口駅接続のIC連絡定期券を販売する。

  • 吉野口駅接続のIC連絡定期券を利用した近鉄線とJR線の乗り換えイメージ

JR西日本・近鉄IC連絡定期券は現在、鶴橋駅、天王寺駅・大阪阿部野橋駅、柏原駅、桜井駅、王寺駅・新王寺駅、京都駅の各駅を接続駅として設定。JR西日本は「ICOCA」「SMART ICOCA」、近鉄は「ICOCA」「KIPS ICOCA」として、両社の定期旅客運賃を合算した額で発売している。3月17日以降、吉野口駅を接続駅としてJR西日本の王寺~五条間と近鉄の橿原神宮前~吉野間を相互に発着駅とするIC連絡定期券の購入・利用が可能となる。

発売券種は通勤定期乗車券と通学定期乗車券で、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。JR西日本の「ICOCA」エリアの駅のみどりの窓口やみどりの券売機など、近鉄の定期券発売窓口または定期券・特急券自動発売機にて購入できる。IC連絡定期券の発売以前に購入した磁気定期券を「ICOCA定期券」に変更することも可能。なお、吉野口駅接続のIC連絡定期券を利用して近鉄線とJR線を乗り換える際は、吉野口駅2・3番ホーム上と地下通路に設置する乗換改札機に必ずタッチする必要があるとのこと。