後藤家のちちとははの子育て日記「ときのすけのねんね」母編

妊娠中から、子育ては自分が想像している以上に大変に違いないと考えていた。特に、赤ちゃんの寝かしつけは抱っこし続けても寝てくれない。というようなイメージを持っていた。

いざ子育てが始まると、あれ、思っていたのと違う。ときのすけはよく寝る子だった。

新生児の頃は授乳中に寝てしまうことが多かった。しかも、産後の里帰り中は家の外で草刈機の大きな音がしても、早朝からはた織り機の音がしても眠っていた。これには、私の母もびっくりしていた。

3時間おきの授乳の時期は、一緒にお昼寝することもできて、親としては楽をさせてもらっているなあと感じていた。

なかなか寝てくれないときも、もちろんあった。

夜中の授乳後になかなか寝てくれず、眠い目をこすりながら抱っこしてトントンしながら部屋の中をグルグル歩き回った。抱っこし続けていると、腕もだるくなって、痺れてくる。産後の腰痛もあり、なかなか辛い。やっと寝たと思い、ベッドに下ろすと目がパチッと開き、目が合った。これが、背中スイッチというやつか!厄介だなあと思いながら、ふりだしに戻る。