エン・ジャパンは1月19日、「ワークライフバランス」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2017年11月21日~12月25日、同社運営のサイト「エン派遣」を利用している就業中のユーザー1,082名を対象に、インターネットで行われた。
ワークライフバランス満足度、トップは契約社員
雇用形態別にワークライフバランスの満足度を調べた結果、「良い」という回答が最も多かったのは「契約社員」で24%。次いで「派遣社員」(22%)、「アルバイト」(18%)と続き、満足度が最も低かったのは「正社員」で11%だった。
続いて、ワークライフバランスが「悪い」と回答した人に対し、改善策を聞いたところ、全雇用形態において「生活環境の条件に合った仕事に就く」(正社員38%、契約社員47%、派遣社員35%、アルバイト55%、フリーランス44%)が最多に。また、正社員は「仕事量を減らす」(17%)、派遣社員は「やりがいの持てる仕事に就く」(32%)、フリーランスは「短時間でも成果の出るような仕事の仕方に変える」(22%)が、他の雇用形態と比べて目立つ結果となった。
勤務時間が「ちょうど良い」のは派遣社員
次に、現在の勤務時間についてどう感じているのかを聞いた。その結果、「ちょうど良い」と回答した人の割合が多い順に、「派遣社員」(62%)、「アルバイト」(55%)、「契約社員」(51%)、「正社員」(38%)、「フリーランス」(38%)となった。「長い」と回答した人の割合が最も多かったのは「正社員」(61%)、「短い」と回答した人の割合が最も多かったのは「アルバイト」(24%)だった。
現在の平均勤務時間については、「正社員」は他の雇用形態に比べて長く、69%もの正社員が「8時間以上」という結果に。一方、「フリーランス」は「8時間未満」の計が63%と、他の雇用形態よりも短いことが分かった。