タレントの萩本欽一と元SMAPの香取慎吾がこのほど、都内のスタジオで日本テレビ系バラエティ特番『欽ちゃん&香取慎吾の第95回全日本仮装大賞』(2月3日19:00~20:54)の取材に応じ、萩本が香取に「もっとたくさんできることがある」とエールを送った。
2002年から同特番でタッグを組む2人だが、香取が「欽ちゃんは最近すごく元気になりました。数年前に一時ちょっと危ないのかなと思ったんですけど(笑)」と毒づくと、萩本は「そういうこと言える仲になったのは最近だよね」と言いながら、「おかしいだろ!」とツッコミ。
また、萩本は「一番、慎吾がびっくりした顔を見たのが、(4年前の香取の)誕生日に37歳って聞いて、『いいなぁ。俺人生の中で最高の年齢が37だった。慎吾これからだよなぁ』って言ったら、すごい顔してた。あれから少し変わりすぎだよ、おまえ(笑)」と環境の変化を指摘し、香取も「そうですね」と同意した。
さらに、かねてから萩本は、香取に対して、「スーパースターなんだから、もっと図々しくやればいいのにと思ってたんだけど、すごく気をつかうのね」と思っていたそう。それが、今回の収録では「結構図々しくやってるんで、僕の理想の慎吾とやってるなと思って、新鮮な回でしたね」と手応えを語った。
一方で、あらためて香取との関係について聞かれると、「面白くて好きなタレント。でも、もっとたくさんできることがある。そこへ目線を連れて行ってあげたい。そっちに気がついて飛んでってほしい」と歯がゆく思っている様子。「誰かこの可能性を番組にする人いないのかな?って思う時があるの」と要望した。
その香取は、萩本について「自分がまだまだなんだなと思わせてくれる憧れのモンスターですね」と表現。「昔の番組の話をして『あれはどうだったんですか?』って聞くと、『数字が40%しかなかったからなぁ』みたいな(笑)」と、スケールの違いを見せつけられることを明かした。
一般応募の参加者がゼロから仮装を作り上げて披露する同特番。今回は、応募総数3,316組から地方予選を勝ち抜いた35チームが本戦に出場し、どの参加者も一生懸命準備して臨んだが、梅沢富美男、陣内智則、ブルゾンちえみといった審査員が、歴代優勝者やレジェンドにも厳しい採点を展開し、容赦ない辛口コメントが繰り出される。
来年には40年目に突入するが、今後の構想について質問が飛ぶと、萩本は「それは慎吾に聞いてください。私はすぐ死にます(笑)」とパス。その香取は「生放送でやりたいですね。緊張感の中で、出場者もスタッフもみんなしてドタバタしてるのが『仮装大賞』っぽい。バラエティ番組がどんどんきれいになってる気がするので、『仮装大賞』の必死な一生懸命さが、昔みたいにできたら楽しいですね」と意欲を語っていた。