お笑い芸人のチャンス大城が、きょう20日(21:00~23:10)に放送されるフジテレビ系バラエティ特番『人志松本のすべらない話』に初登場。昨年末に放送された「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で優勝した男が、"お笑い総合格闘技"のリングでも、きっちり爪痕を残す。

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    『人志松本のすべらない話』に初参戦するチャンス大城=フジテレビ提供

大城は、昨年12月21日に放送された同局系『とんねるずのみなさんのおかげでした 歳末爆笑2時間半スペシャル』で、名物企画「博士と助手 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に登場。お笑い芸人の小出真保と、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』でよく見るようなシーンを披露し、とんねるずをはじめとする審査員たちにドハマリして、見事優勝を勝ち取った。

そして、勢いそのままに、同時期に収録された『すべらない話』にも参戦。「すいません、どこの馬の骨かも分からんオッサン出てきましたけど」「テレビ7回目で、カメラ慣れしてないんです」と恐縮しきりだが、実はよしもとの養成所で同期だった千原ジュニアが「僕ら8期生で、FUJIWARAとか、バッファロー吾郎とか、なだぎ武とか、その中で天才と呼ばれてた男がいるんですよ。それがチャンス大城です」と紹介すると、他の参加芸人から驚きの声があがる。

彼をよく知る芸人のプチ鹿島によると、大城が中学2年生のときに、ダウンタウンの大阪時代の冠番組『4時ですよーだ』(MBS)の素人コーナーに出演していたそうだが、今回、松本人志に「(共演)初めてですよね?」と尋ねられると、なぜか大城は「はい!はい!」と即答。真相やいかに…。

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    松本人志

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    千原ジュニア(左)と松本人志

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    (左から)千原ジュニア、松本人志、宮根誠司、宮川大輔

こうして、オープニングで不思議な空気感を充満させた大城だが、いざ「すべらない話」を披露すると、実にお見事。「細かすぎて―」では、「定職につかない夫」「半年家賃を滞納している男」「全く働かない父親」と、"ザ・ノンフィクションあるある"なダメ男をひと言だけで演じていたが、不良の先輩に拉致された話や、隣中学の不良に呼び出された話を、まるで落語家のように随所で一人二役演じながら、巧みな情景描写でまくしたてるのだ。

これには小籔千豊も「いやぁ、おもろい」と手を叩いて大喜びで、松本も爆笑しながら「まだまだ(すべらない話)ありそうやね、君。期待してるわ」と絶賛。収録後、宮川大輔は「本当にもう怖いくらいに面白かったので、楽しみにしていただきたいなと思います」と予告し、ジュニアは「30年、世に出てこなかったんです(笑)。それが一番おもしろくないですか? チャンス大城は、これから出てくると思います」と、今後のブレイクに期待をかけた。

確実に爪痕を残した大城だが、MVS(モスト・ヴァリュアブル・すべらない)を獲得し、「細かすぎて―」との"2冠"達成なるか。今回の初登場組は他にも、フリーアナウンサーの宮根誠司が40歳の時に朝日放送を辞めてフリーになった経緯と、お世話になった人の葬式でのありえない光景などの話を引っさげ、霜降り明星・せいやは若手の勢いで激しいアクションを交えて「すべらない話」を繰り出していく。

その他の参戦者は、秋山竜次(ロバート)、春日俊彰(オードリー)、出川哲朗、兵動大樹(矢野・兵動)、星田英利、山内健司(かまいたち)、渡辺直美。

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    宮根誠司

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    霜降り明星・せいや

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    (左から)出川哲朗、宮根誠司、渡辺直美

(C)フジテレビ