JR東日本は19日、春の期間(2018年3月1日~6月30日)に運転する増発列車の概要を発表した。この中で、快速「SLばんえつ物語」が新津駅発着となり、同列車の運転日に新潟発新津行の快速「SLリレー号」を運転することも発表された。
快速「SLばんえつ物語」は昨年まで新潟駅発着で、信越本線・磐越西線を経由して会津若松駅まで運転された。新潟駅は今年4月に在来線ホームが高架化(一部ホームを除く)される予定で、これにともなう「SLばんえつ物語」の新潟駅乗入れ終了が報じられていた。JR東日本は今回、「SLばんえつ物語は春から'鉄道のまち'新津駅の発着に変わります」と発表した。
今年は3月31日から運転開始し、6月末まで週末を中心に運転予定。往路は新津駅10時5分発・会津若松駅13時35分着、復路は会津若松駅15時25分発・新津駅18時40分着となる。グリーン車・専用パノラマ展望室(7号車)や「オコジョルーム」(1号車)など備えた12系客車7両を蒸気機関車C57形180号機が牽引。全車指定席で運転される。
信越本線では「SLばんえつ物語」の運転日に、新潟駅9時28分発・新津駅9時45分着の快速「SLリレー号」を運転。E129系4両編成を使用し、全車自由席で、停車駅は新潟駅・新津駅のみ。なお、「SLばんえつ物語」へ乗り継げる列車として、新潟駅を9時19分に発車し、新津駅に9時39分に到着する定期列車(普通列車会津若松行)もあるとのこと。