ディスコは1月17日、「1月1日時点の就職意識および就職活動の準備状況に関する調査」の結果を発表した。調査は1月1日~10日、2019年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)1,028名を対象に、インターネットで行われた。
志望業界「情報・インターネットサービス」が大躍進
1月1日時点での志望業界について「明確に決まっている」という人は27.5%と、11月調査から7.1pt増加した。志望業界の上位は、1位「情報・インターネットサービス」、2位「銀行」、3位「調査・コンサルタント」という結果に。前年同期調査で9位だった「情報・インターネットサービス」が躍進し、1位だった「銀行」が順位を落とした。
就職先を選ぶ先に重視する点を聞いたところ、「将来性がある」(47.4%、前年比+3.5pt)が1位に。続く2位の「給与・待遇がいい」(44.2%、同+7.5pt)、3位の「福利厚生が充実している」(31.5%、同+4.7pt)に加え、5位となった「休日・休暇が多い」(27.7%、同+3.3pt)も前年調査からポイントを伸ばしていることから、労働条件や待遇重視の傾向が強まっていることが伺えた。
就職後のキャリアプランについては、「一つの会社に定年まで」(48.2%)が最も多いものの、前年比で1.5pt減少。一方、「転職でキャリア・アップ」(36.6%)は1.5pt増加した。なお、「ある程度勤めたら家庭に入りたい」は8.4%、「ある程度勤めたら独立・起業したい」は6.5%だった。
インターンシップ参加率82%
インターンシップへの参加状況を尋ねたところ、現時点での参加率は81.9%。1日以内の短期プログラムの参加が最も多く、前年より6.1pt増の73.2%となった。
また、インターンシップ参加後に企業から何らかのアプローチを受けた学生は、前年比6.4pt増の83.3%。「インターンシップ参加者限定セミナーの案内」があったという学生が最も多く60.2%。次いで「インターンシップ参加者限定インターンシップの案内」(47.8%)、「定期的なメールでのフォロー」「早期選考の案内」(ともに35.7%)と続いた。全体的にポイントを伸ばした項目が多く、インターン参加者を囲い込んで採用につなげようと画策する企業の様子がうかがえる結果となった。
さらに、現時点で「選考中の企業がある」という学生は20.3%。「エントリーを決めている企業がある」は83.1%で、エントリーの予定社数は平均で9.7社となっている。