1月12~14日の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)全館を使用して開催された、世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会「東京オートサロン」。色とりどりのカスタムカーが並ぶ会場内に、「チューニングカーギャラリー」なる“濃い”エリアを発見した。
チューニング誌が選ぶマシンがラインナップ!
館内・国際会議場2階に登場した「チューニングカーギャラリー」には、『Option』、『REV SPEED』、『G-ワークス』、『ドリフト天国』、『STYLE WAGON』といった、三栄書房のチューニング雑誌の各編集部が選りすぐったカスタムカーが集合している。
各雑誌やDVDなどにも登場する、現役のショップデモカーやユーザーマシンを間近でじっくりと観察することができる貴重な機会に、来場者たちはみな強い関心を示していた。
CABANAが手がけた「MX-5 CABANA Racing」は、「Mazda MX-5 北米仕様」をベースにしている。「Mazda GLOBAL MX-5 CUP 2017」における山野哲也選手のチャンピオンカーであり、ファン垂涎の1台だ。
Tommykairaブランドのコンプリートカーを、「R35 GT-R」ベースで復活させた「Tommykaira R -Concept-」。
キャンピングカーからフェラーリまでもチューンするGARAGE SAURUSは、BNR32ベースの「ザウルス パンダR/とっくり通勤スペシャル」を出展。通勤スペシャルと銘打ちながらも、圧巻の最高速330km/hを誇るという。
幻の「ケンメリGT-R#73」をモチーフに制作された「スカイライン」。自社製のレーシングマスクキットを装着し、4ドアバージョンに仕上げている。
「フェアレディZ S30」をベースに、旧車のいい部分は残しつつも新しいスタイルを盛り込んだ快適な走りの「S30Z」は、STARROADによる制作。
フルオリジナルもカスタムのジャンルのひとつであるという熱意のもと、「セリカ1600GT(ダルマ)」をノーマル状態にレストアした「天空のセリカ」。
『G-ワークス』編集部で活躍する「日産フェアレディZ S30」。企画により、ぼろぼろの状態からほぼ当時のままのフルオリジナル状態に制作されたという。取材などでも使用され、その姿は誌面でも紹介されている。
「マカロンパープル86」は、2017年のハイパーミーティングコンテストで優勝し、『Option』読者代表として今回の展示権を勝ち取ったツワモノ。AIMGAIN GT BODY KITを装着し、カラーはマカロンパープルで全塗装している。HKS製のGT SUPER CHARGERを使用することにより、259馬力のパワーを実現。
「V6 EXIGE」を軽量化し、ブーストアップを狙った「LOTUS V6 EXIGE」。筑波サーキットにて56秒461、富士スピードウェイにて1分46秒281、鈴鹿サーキットでは2分11秒868を記録しており、まだまだ進化途中とのこと。
「Freee's 164 VEROSSA」は、「VEROSSA JZX110」をベースに制作。低くても走れるストリート仕様となっている。
ブラックパールコンプリートのエアロをより攻撃的にモディファイし、「BMW i8」をモチーフに成型した「エニベル」。フロント1.5cm、リア3cmの出幅で作り込んだオーバーフェンダーは、専用ロングヒンジも制作し、電動スライドドア機能が損なわれないように設計されている。
「Dlanguage WRX STI(VAB)」は、一般公道仕様のVABでノーマルエンジンのまま、一般オーナーも参考になるようなチューニングメニューで製造している。
普段はなかなかお目にかかれないチューニングカーは、見た目の華やかさを堪能するのはもちろん、その走りに思いを馳せるという楽しみ方も一興だ。あなたはどのマシンに魅せられただろうか。