JVCケンウッドは1月16日、JVCブランドの家庭用ビデオカメラ「Everio」シリーズとして、4K撮影に対応する「GZ-RY980」など3モデルを発表した。いずれも2月中旬に発売する。価格はオープン。
GZ-RY980
「GZ-RY980」は、3,840×2,160ドット/30pの4K撮影が可能な「Everio R」シリーズの新モデル。推定市場価格は100,000円前後(税別)。カラーはディープオーシャンブルーのみとなっている。
4K撮影モデルとして、防水 / 防塵 / 耐衝撃 / 耐低温の保護性能「QUAD PROOF(クワッド・プルーフ)」を搭載する業界初のモデルとなる (JVCケンウッド調べ)。それぞれの保護性能は、防水がIPX8/IPX6、防塵がIP5X、耐衝撃がMIL-STD-810F Method 516.5 Shock準拠、耐低温が-10度~40度。
レンズには新開発の「JVC 4K GTレンズ」を採用。35mm判換算での焦点距離は29.9~299mm(ダイナミックズームオフ、手ブレ補正オフ、デジタルズームオフ)で、新画像処理エンジン「FALCONBRID 4K」と組み合わせることで高精細な4K映像の記録を可能にしている。4K動画から約800万画素の静止画を切り出すこともできる。
記録方式はAVC/H.264で、記録メディアにはSDメモリーカードを使用。SDメモリーカードスロットはダブルスロット仕様になっており、4K動画の長時間記録にも向いている。HDモードのみとなるが、2枚のSDメモリーカードに同じ映像を記録する同時記録も実行できる。
バッテリは4K撮影を考慮して大容量のものを内蔵。連続撮影時間は4K撮影時で約4.5時間。市販のモバイルバッテリからの本体充電も行える。液晶ディスプレイは46万画素の3型で、偏光板を搭載した反射低減機能により明るい環境下での視認性が向上している。
その他の仕様は、撮像素子が1/2.3型裏面照射CMOSセンサー、総画素数が1,891万画素で、有効画素数が795万画素。レンズのF値は1.8~2.8。フィルター系は46mm。本体サイズはW79×D162×H76mm、重量は約620g(グリップベルト含む)。
GZ-RX680
「GZ-RX680」は、1080/60pでの動画撮影に対応するハイビジョンメモリムービー。サックスブルー / マットブラック / ブラッドオレンジの3色を用意する。推定市場価格は70,000円前後(税別)。
GZ-RY980と同様の保護性能「QUAD PROOF」を搭載するほか、「反射低減液晶モニター」なども共通。大容量バッテリの内蔵により、約4.5時間の長時間撮影を可能としている。SDメモリーカードスロットはシングル仕様で、64GBの内蔵メモリも備える。
無線LAN機能を使ってスマートフォンやタブレットなどと連携でき、スマートフォン用アプリ「Everio sync. 4」を使うことで、スマートフォンへの動画転送や本体のリモート操作などが行える。またタブレット用アプリ「JVC CAM Coach 2」では、フォームチェックなど、スポーツに役立つ機能を搭載している。
主な仕様は、撮像素子が1/5.8型裏面照射CMOSセンサー、総画素数が251万画素で、有効画素数が101~228万画素。コニカミノルタ HD レンズを使用し、焦点距離は35mm判換算で40.5~1,982mm(ダイナミックズームオフ時)、レンズのF値は1.8~6.3。フィルター系は37mm。本体サイズはW60×D128×H59.5mm、重量は約306g(内蔵バッテリ含む)。
GZ-R480
GZ-R480は、内蔵メモリが32GBでWi-Fi機能を搭載しないモデル。ネイビーブルー / シャインホワイト / シトロンイエローの3色を用意。推定市場価格は60,000円前後(税別)。重量は約304g(内蔵バッテリ含む)で、その他の仕様や機能は「GZ-RX680」とほぼ共通。