第158回直木三十五賞が16日に発表され、門井慶喜氏の『銀河鉄道の父』が選ばれた。4人組バンド・SEKAI NO OWARIのSaoriこと藤崎彩織のデビュー小説『ふたご』は、受賞を逃した。

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藤崎彩織 (C)澁谷征司

藤崎は、雑誌『文學界』でエッセイの連載を持っており、デビュー小説『ふたご』は、昨年10月28日に発売。同年12月20日に直木賞の候補作に選ばれたことが発表されると、自身のTwitterで「驚きのあまり言葉を失っていましたが、これからゆっくりと喜びを噛み締めたいです」と心境をつづっていた。

直木賞は他にも、彩瀬まる氏の『くちなし』、伊吹有喜氏の『彼方の友へ』、澤田瞳子氏の『火定』がノミネート。同日に発表された第158回芥川賞は、石井遊佳氏の『百年泥』と若竹千佐子氏の『おらおらでひとりいぐも』のダブル受賞となった。

なお、芥川賞選考委員の村上龍氏は、体調不良のため選考会を欠席した。

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