1月16日、ソニーがICレコーダーの新製品「ICZ-R110」を発表しました。ラジオが受信できるモデルで、語学学習に適した機能も搭載しています。カラーはホワイト、価格はオープン、推定市場価格は21,000円前後、発売日は1月27日になる見込みです。
ポータブルラジオレコーダー「ICZ-R110」
ICZ-R110は、家でも外でもラジオ番組を楽しめるポータブルラジオレコーダー。ラジオ教材を使って語学学習を始めたい層をメインターゲットに想定しています。
まず、最大で20のラジオ番組を録音予約できる「FM/AMラジオ放送の予約録音機能」を搭載しています。早朝の語学講座や深夜のトーク番組を録音しておいて、時間のあるときにゆっくり聞くといった利用シーンが想定されます。要望の多かったワイドFMにも対応しました。内蔵メモリーも、従来モデルのICZ-R100の8GBから、ICZ-R110では16GBへ大容量化しており、最大で715時間の録音が可能です。
そして、豊富な語学学習機能を搭載しています。デジタルピッチ・コントロール(DPC)を使うと、再生速度を0.5倍速から2倍速の間で調整できるので、語学学習時の聞き取りに便利です。デジタル処理によって、自然に近い音程で再生できるのも特徴となっています。
イージーサーチという、一定秒数の早送り・早戻しにも対応。A-Bリピート機能により、任意の区間のリピート再生も可能です。例えば語学講座を聞いていると、聞き取りにくい箇所、発音を確認したい箇所が出てきます。そんなときに、このA-Bリピート機能が有効でしょう。
このほか特徴的なのは、取り外し可能なスピーカークレードルを同梱していること。このクレードルには、バランスの良い音質を実現するバスレフ機構を採用しています。家では充電しながら500mWのスピーカーでラジオを聴いて、外ではポータブルラジオレコーダーとして持ち運べるというわけです(再生時間は約22時間を想定)。