ビー・エム・ダブリューは15日、電気自動車「i3」の新型モデルの販売を全国の「BMW i」販売店にて開始した。大容量バッテリーによる航続距離390km(JC08テストモード)といった特徴はそのままに、前後に新デザインのバンパーを採用している。

  • BMW「i3」

量産車として初めてCFRPを基本骨格に採用した電気自動車「i3」は、「大都市における持続可能なモビリティ」として、BMWのサブブランド「BMW i」から2014年に発売された。今回はより存在感のあるデザインを採用した前後バンパーを装着し、フロントには横長のLEDターン・インジケーターやLEDヘッドライトを全モデルに標準装備した。

2016年から採用している33kWhの大容量リチウムイオンバッテリーにより、1回の充電走行距離は390km。電気モーターによる後輪駆動式で、最高出力は170PSとなる。発電用エンジンを搭載したレンジ・エクステンダー装備車は航続距離511km。両モデルともに新車登録から8年/走行距離10万km以内で必要に応じたバッテリー修理が無償で提供される。

インテリアデザイン・パッケージが用意されていることも大きな特徴。「i3 アトリエ」はアラガツ・グレーのシートと天然素材のケナフ麻の繊維を採用したインスツルメント・パネルを採用する。「i3 ロッジ」はソラリック・ブラウンのウール地にナチュラル・レザーを組み合わせたシートを採用。「i3 スイート」では、なめし加工を施した暖かみのあるダルベルギア・ブラウンのレザーをシートとダッシュボードに使用した。

価格は「i3 アトリエ」538万円、「i3 ロッジ」580万円、「i3 スイート」595万円(価格はすべて税込)。レンジエクスタンダー装備車はぞれぞれ49万円高となる。