俳優の工藤阿須加がこのほど、CS・フジテレビTWのドラマ『ザ・ブラックカンパニー』(2月4日スタート、毎週日曜23:30~ ※全6話)の取材に応じ、ドラマ初主演というオファーに「ただただプレッシャーでした」と心境を明かした。
このドラマは、江上剛氏の同名小説が原作。高校卒業後、音楽にのめり込むもののいまだに芽が出ず、突然、コンビニのバイトも失って未来が真っ暗になった主人公・水野剛太(工藤)が、ふと入ったハンバーガーショップで商品に意見を言ったことがきっかけで正社員になるが、鬼のような研修に耐えながら、パワハラ・長時間残業は当たり前の過酷な職場で、同期とともに奮闘する姿を描く。
自身の役柄については「気持ちが行動よりも先に行ってしまう人間」と紹介。「暗い作品ではなく、笑いも感動も仲間との絆もあって、希望が見える作品だなとすごい感じました」と印象を語る。
これまでのアルバイト経験で、ブラックな企業は「特になかったですね。みんないい仲間でした」というが、今回の役を演じて驚いた部分は「正直なかったです」という。「友人や社会人で働いている人からいろんな話も聞きますし、ニュースで取り上げられることも多いので、どういうものなんだろうと調べたりしました」と、実態をリサーチして撮影に臨んだそうだ。
それでも、初挑戦となるドラマ主演ということについては「最初に聞いた時は、ただただプレッシャーだなっていうのは、素直な思いです」と本音を吐露。ただ、「主演もそれ以外もやることは作品を良くしたい、見ている方に面白く思ってもらいたいという気持ちは一緒だと思う」とした上で、「現場を楽しんで、一瞬一瞬をいいものにしていきたいって考えたほうがプラスになる思ってます」と、切り替えていることを語った。
昨年も数々の話題作に出演し、きょう15日には、地上波フジテレビの月9『海月姫』がスタートするが、「2018年はもっと努力していきたいですね。今は吸収の時期かなと思うので、五感をもっと敏感にアンテナを張り巡らせて、人から聞いた一言一句を自分のものに消化して、人との出会いを大切にしていきたいですね」と謙虚に抱負を述べた。