本田技研工業(ホンダ)は12日、大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング」をフルモデルチェンジし、リアトランクとサドルバックを標準装備した「ゴールドウイング ツアー」、サドルバックのみを標準装備した「ゴールドウイング」を新販売網「Honda Dream」で4月2日に発売すると発表した。
今回のフルモデルチェンジで6世代目となる「ゴールドウイング」は、モーターサイクルが持つ魅力の原点に立ち返り、「走りの高揚感」や「操る楽しさ」を実現するため、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現する同社独自の二輪車用ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用するなど、車体とエンジンを新開発した。
機能性と上質さを追求したコンパクトなデザインに加え、数々の先進装備を採用するなど、パッセンジャーとともに最上の感動を共有できるモーターサイクルとして、17年ぶりに全面刷新を図っている。
車体はダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用することで、居住性向上とマス集中化を図るとともに、従来比38kgの軽量化で取回しのしやすさを大幅に向上させ、市街地からロングツーリングまで幅広い用途に使用できるものとしている。
モーターサイクルでは唯一となる水平対向6気筒1,800ccエンジンは、低回転域でのトルクフルな特性により、ゆったりとしたクルーズ性能とダイナミックな加速性能を実現するとともに、燃焼効率の追求などにより燃費性能を従来モデル比で7km/リットル向上。トランスミッションは6速マニュアルタイプに加え、さらなる知能化を図った3世代目となる同社独自の7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を採用し、微速前後進機能を追加するなど扱いやすさの向上を図った。
「ゴールドウイング」の価格は273万2,400~331万5,600円(税込)。