ロックバンド・X JAPANのリーダー・YOSHIKIが、12日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜21:55~)に出演。Toshlの脱退・洗脳騒動、X JAPAN解散、HIDEの死について語った。

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YOSHIKI

YOSHIKIは、1997年にToshlの脱退とX JAPAN解散を発表した当時を振り返り、「Toshlの脱退は、メンバーの脱退というよりも家族みたいなもの。4歳で出会っているので、家族崩壊みたいな感じですごいつらかった」と告白。Toshlの異変は「思い切り感じてました」と言い、ロサンゼルスでHIDEらを含めて話し合っているときに「もうダメだな」と感じたそうで、「自分の知ってるToshlじゃなかった」と話した。

そして、当時のX JAPANの状況について「日本に帰れば大スターでも向こう(海外)では何でもないっていうギャップの中にいて、初めて壁にぶち当たった。英語の勉強とかいろんな壁にぶち当たり、プレッシャーもいっぱいあった中で、みんなが自分自身を失いかけていた」と説明。「僕は『絶対成功させるんだ』って気持ちがあったので強引に引っ張っていた。みんなの気持ちがきっとそこにないのに…。自分のせいだっていうのも感じていた」「どっかで自分もバンドから離れたかった。Toshlの異変も気付いたし、自分も疲れた」と打ち明けた。

そして、1998年にHIDEが急死。YOSHIKIは「当時僕も弱ってたというか、X JAPANがなくなってしまったことでミュージシャンをやめようかくらいまで思っていた。特にToshlが離れ、HIDEが死んだときは自分をどこかで責めていた。ミュージシャンとしてやっていけないんじゃないかと思っている時期だった」と当時のつらい心境を語り、1999年に天皇陛下御即位十年奉祝曲「Anniversary」を作曲し、式典で演奏したときの歓声を聞いて「自分はそこで生きいくべきなんだ」と音楽の道での再スタートを決意したと明かした。

また、2007年の再結成について「Toshlはまだ目覚めてなかった」と洗脳が解けていない状態だったと言い、Toshlが洗脳グループのリーダーから「X JAPANを再結成してお金を持って来い」と命じられていたという驚きの事実も告白。ロサンゼルスで2人で話し合ったときに「何か違うんだろうな」と違和感を感じるも、「これはチャンス。また一緒にバンド活動を始めてスタジアムなり東京ドームなりでやっていく中で、どこかで目覚める日が来るんじゃないか」と願いを込めての再結成だったという。