河合塾はこのほど、「大学受験に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2017年11月28日~12月5日、有効回答は全国の大学生600人。
22.2%が「親に付き添ってもらった」
受験当日、親に付き添ってもらった人は約5人に1人に当たる22.2%。付き添ってもらった人にその時の気持ちを尋ねると、「安心した」が69.9%、「落ち着いた」が41.4%と、好意的な意見が多数を占めた。一方、「恥ずかしかった」は6.8%、「正直邪魔だった」は5.3%と、否定的な回答は少数派だった。
受験期間中、親にしてもらって嬉しかったことは、1位「普段と変わらず接してくれた」(62.8%)、2位「受験する大学について、自分で決めさせてくれた」(29.8%)、3位「余計な口出しはせず、いつも信頼してくれた」(28.7%)となった。
受験勉強していた場所で最も集中できた場所は、1位「自分の部屋」(35.7%)、2位は学習塾(予備校)の自習室」(19.3%)、3位「図書館」(14.5%)、4位「リビング」(12.2%)。難関大学の学生と難関大学以外の学生を比べたところ、難関大学の学生の方がその他の大学の学生より「学習塾(予備校)の自習室」と答えた割合が7.2ポイント高かった。
受験期間に交際していた人は16.8%で、合格率は71%と、非交際者の合格率70%とほぼ同率だった。
受験で経験した失敗やトラブルを聞くと、「試験中に、お腹が痛くなって集中できなかった」が100人中5人、「道に迷って試験時間に遅れた(遅れそうになった)」が同3人、「受験当日に受験票を忘れてしまった」が同2人との結果に。河合塾は「受験会場への行き方、受験票の確認など事前の準備や体調管理を徹底し、試験当日に自分の力を最大限に発揮できるようにしましょう」と呼びかけている。