女優の石原さとみが主演を務めるTBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』が、きょう12日にスタートする。
大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子氏が脚本を手掛ける同作、日本に新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台とする一話完結の法医学ミステリー。“法医解剖医”の三澄ミコト(石原)が、中堂系(井浦新)や久部六郎(窪田正孝)らクセの強いメンバーたちと共に、UDIラボに運び込まれる"不自然な死”(アンナチュラル・デス)"の怪しい死体に向かい、さまざまな死因を究明して未来の誰かを救命する。
第1話に先駆け9日に制作発表が行われ、石原、井浦、窪田、市川実日子、松重豊、脚本の野木亜紀子氏、演出の塚原あゆ子氏が出席。石原は、野木氏の台本について「セリフがおもしろい。普通の会話がのちのち最終回までつながるんじゃないかと思うくらい、一つ一つのセリフが重要でありおもしろくもあるので、そこに注目して楽しんでもらえたら」と魅力を語った。
野木氏は、石原について「砕けたところがある方。そういうところをもっと魅力的に見せられるんじゃないかという思いがあり、今回はさばっとしたキャラクターにした」と説明。「最近のドラマの中ではかなりナチュラルなメイクですけど、それでも画面の中で輝いてますね」と話し、「(ミコトは)自分の感情を言葉に出して言う子じゃないんですけど、情感豊かに演じてくれていて、台本よりもさらに厚みのあるキャラクターにしていただいている」と絶賛した。
第1話のストーリーは、ある日、葬儀社の木林(竜星涼)に紹介されたという高野島夫婦(野添義弘・長野里美)がUDIラボを訪れ、突然死した息子・渡(野村修一)の死因に納得がいかない様子。渡の死因は虚血性心疾患(心不全)と判断されたが、「健康だった息子が突然死するわけがない!」と涙ながらに訴える。そして、ミコトが渡の遺体を解剖した結果、渡には急性腎不全の疑いがあることが判明し、薬毒物による死亡の可能性が浮上する。そんな中、渡の仕事仲間だった女性が突然死したことがわかり……という展開となる。
(C)TBS