Razerは、同社のフラグシップスマートフォン「Razer Phone」用のノートPC型ドックのコンセプトモデル"Project Linda"を披露した。

  • CES 2018のRazerブース

5.7型液晶搭載の人気スマートフォン「Razer Phone」

Razer Phoneは、120Hzのリフレッシュレートに対応した2,560×1,440ドットの5.7型液晶を搭載したゲーミングスマートフォン。

プロセッサがQualcommのSnapdragon 835、メモリが8GB、ストレージ64GB(microSDにより最大2TBの増設にも対応)のハイエンド仕様で、さらに12MPフロントカメラや4000mAhの大容量バッテリを搭載するする。

また、THX認証を受けたスマートフォンとしては大型のスピーカーを備え、迫力あるサウンド表現も実現している。残念ながら、現時点では、日本国内での発売予定はないものの、699ドルというアグレッシブな価格設定も手伝って、人気のスマートフォンになっている。

  • Razerのゲーミングスマートフォン「Razer Phone」

  • 現在のところ、日本市場への投入は未定で、技適も通っていない

スマホがタッチパッドに - ノートPC型ドック「Project Linda」

Project Lindaは、RazerのAndroidスマートフォン「Razer Phone」のノートPCドックで、Razer Blade Stealthをベースとした13.3型ノートPC筐体のタッチパッド部にRazer Phoneの格納機能を搭載する。

  • Project Linda

  • ノートPCのタッチパッド部分にRazer Phoneを収納するスペースがある

  • ファンクションキーに用意された専用イジェクトボタンを押すことでType-Cコネクタが飛び出す

  • Razer Phoneを装着してイジェクトボタンを押すとドックと接続される

液晶にリフレッシュレート120Hzにも対応した2,560×1,440ピクセル表示のタッチパネルを採用し、本体に200GBのフラッシュストレージと56.3Whのバッテリを備え、Razer Phoneのストレージとしても利用できる。

  • 左側面には給電ポート兼用のUSB Type-Cポートを備える

  • 右側面にはUSB Type Aポート

Razer Phoneを装着した場合は、タッチパッドとして機能させる以外にも、マルチディスプレイ表示にも対応する。

  • Razer Phone装着時には、タッチパッドとして機能させる以外にも、マルチディスプレイ表示にも対応する

  • ゲーミングデバイスメーカーのRazerらしく、キーボード部にはRGBバックライトを装備

Project Lindaは、Razer Phoneのドックとして、より大画面でゲームプレイを楽しめるようにするだけでなく、Netflixアプリを使うことでHDRコンテンツ再生とDolby Digital Plus 5.1サウンドのサポートを可能とし、プレミアムコンテンツを楽しめるようにする狙いもあると思われる。

なお、本製品については、コンセプトモデルということで、発売時期や価格は未定だ。