JR東海は11日の取締役会にて代表取締役の異動を決定した。現社長の柘植康英氏は代表取締役会長となり、現副社長の金子慎氏が代表取締役社長に就任する。JR東海は異動の理由を「経営体制の変更のため」と説明している。
金子慎氏は1955(昭和30)年生まれ。富山県出身で、1978(昭和53)年4月に日本国有鉄道に入社した。JR東海の発足後、1998(平成10)年6月に新幹線鉄道事業本部管理部長に就任しており、その後も取締役総務部長、取締役人事部長、常務取締役総合企画本部長、専務取締役総合企画本部長などを経て、2012(平成24)年6月に代表取締役副社長に就任した。現職は「代表取締役副社長 事務部門担当、中央新幹線推進本部担当」で、社長就任後も事務部門・中央新幹線推進本部は金子氏が担当するという。
異動予定日は2018(平成30)年4月1日とされ、同日付で現社長の柘植康英氏は代表取締役会長、現会長の山田佳臣氏は取締役相談役に。代表取締役名誉会長の葛西敬之氏は代表権を外れ、取締役名誉会長となる。