和歌山電鐵はこのほど、伊太祈曽駅長見習いを務めていた猫「よんたま」が1月6日付で伊太祈曽駅長兼貴志駅駅長代行に就任したと発表した。

  • 「よんたま」が伊太祈曽駅長兼貴志駅駅長代行に就任(写真は喜志駅)

同社はかつて、猫の「たま」が「ウルトラ駅長」を務めて全国的に話題を集めたが、2015年6月に急死。その後は2012年に"社員"として加わった「ニタマ」が猫駅長として利用者の歓迎や見回りなどの任務に就いてきた。

「よんたま」は母猫に置き去りにされ、縁あって和歌山電鐵にやってきた猫。「人が好きなこと」「帽子をかぶるのを嫌がらないこと」「仕事を嫌がらないこと」の3要素の適性チェックと社長の最終面接を通過し、昨年1月5日付で駅長見習いに就任した。同社サイトの社長メッセージでも、「『たま駅長』のようにサービス精神が旺盛で、決められた時間を過ぎてもシッカリお客様本位に頑張っています」とその働きぶりを紹介している。

1月6日に実施された発令式では、活躍を誓うかのようにニャーニャーと鳴き、金線の入った真新しい駅長帽を被って得意そうに胸を張っていたという。駅長就任後は月曜日・金曜日を除き、伊太祈曽駅で毎日10時から16時まで勤務する。