Lenovoは1月8日(米国時間)、Snapdragon 835を搭載したWindows 10 PC「Miix 630」を発表した。米国ラスベガスで開催中のCES 2018にて実機が展示されていたので、写真を中心に新製品をチェックしたい。
LenovoのMiixシリーズは、OSにWindowsを搭載した2in1 PC。今回発表されたMiix 630はCPUにSnapdragon 835を採用し、Microsoftが推進する「Always Connected PC」の特徴である、高速起動、ワイヤレス通信による常時接続、長時間のバッテリー駆動を備える。
Lenovo製品の命名規則からすると、Miix 630はエントリーに当たるモデルで、おそらくはIntel Coreプロセッサを搭載した上位モデルも今後展開されるものと思われる。
本体となるタブレットは12.3型で解像度は1,920×1,080ドット、キーボードが付いたフォリオケースと組み合わせてノートPCとして利用できる。基本的には既存のMiixシリーズでも利用されているキーボードと変わらない印象で、ストロークは浅めだが、適度なクリック感があり、打ちやすい。
ケースはスタンド機能も備え、かなり広い範囲で角度調節が可能だ。ヒンジ部分はちょっと固めで、本体をしっかりと支えてくれる。
標準OSはWindow 10 S。Microsoftストアのアプリしかインストールできないのだが、展示機ではWindows 10 Proにアップデートされていた。ただし、アプリケーションのインストールは不可とされていたので、ベンチマークテストなどは実行していない。
Microsoft Officeの動作はx86 CPUを搭載した既存のPCと大きな違いを感じない。Lenovoスタッフも「一般的な用途であれば大きな問題はないだろう」とコメントしている。とはいえ、具体的な性能指標がほとんどないので気になるという人は多い。
日本では未定だが、グローバルでは2018年第2四半期の投入を予定しており、発売日が近付いた段階で性能面でも具体的なアナウンスがあるのかもしれない。
展示機は4GBと256GB UFSという構成。メモリとストレージの容量はいくつかの組み合わせが用意されるとのことで、最小構成で799.99ドルになるという。