ダイキン工業はこのほど、乳児がいる家庭に向けて「加湿空気清浄機の使い方」のポイントを公開した。
気象庁の調査によると、1年のうちでもっとも空気が乾燥するのは12月~2月であるという。特に1月は、東京では過去に約20日間も乾燥注意報(最小湿度50%以下かつ実効湿度60%以下の状態)が発令されたほど乾燥していたとのこと。冬は暖房するため屋外と屋内の温度差が大きく、温度が上がるほど湿度は下がる傾向にある。
乾燥が気になるこの時期、乳児がいる家庭は湿度の管理が大切であるとのこと。乳児の肌は大変薄く、大人の表皮がラップ1枚分の厚さであるのに対して、その半分程度しかないという。バリア機能も未発達なことに加え、汗などをふき取るときの摩擦が皮膚を刺激し、湿疹などの皮膚トラブルも起こりやすいとのこと。
エアコンの暖房では乾燥が気になる場合は、クリームなどの保湿に加え、加湿空気清浄機を適切に使うことも有効だとしている。そこで同社では、乳児のために効果的な加湿空気清浄機の使い方を3点紹介している。
1点目は「フィルタ、加湿タンクの定期的な掃除」。フィルタや加湿タンクのチェックを怠っている場合、カビや雑菌が繁殖し、空気清浄機を介して空気中に広がっていく可能性がある。フィルタ、加湿タンクの定期的な掃除を行い、清潔を保つことが大切とのこと。
2点目は「加湿空気清浄機を置く位置」。エアコンが部屋の角にある場合、効果的な場所はエアコンの対角に置くことだという。その際、風が直接当たると乳児の肌が乾燥するので、吹き出し口の風が当たらないように風向きを調整するよう注意するとよいとのこと。
3点目は「運転時間」。乳児の活動範囲である床上30cmは空気の汚れがたまりやすいため、24時間連続運転することが望ましいという。
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