年末年始、子育て中のファミリーであれば、子ども連れでの外出の機会も多かったのではないだろうか。外出先で大人しくしてくれていればいいけれど、そうもいかないのが予測不能な子どもの行動だ。
今回は、小学生以下の子どもを持つマイナビニュースの女性会員201名に、「子どもとお出掛けしていて恥ずかしかった出来事」を聞いてみた。
Q.子どもとお出掛けしていて恥ずかしかった出来事はありますか?
はい 41.3%
いいえ 58.7%
Q.子どもとお出掛けしていて、恥ずかしかった出来事の具体的な内容を教えてください(自由回答)
「泣く、叫ぶ、駄々をこねるなど」
・「電車の中で子どもが泣き始め、床を転がった時」(40歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お腹の空いた状態でスーパーに行ったら、お惣菜コーナーで食べたいと大泣きした。別に食べさせていない訳じゃないのに……」(35歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもの機嫌が悪くなって、いろいろあやしてもダメだった時」(42歳/愛知県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「道端やショッピングモールで大声で泣かれた時」(28歳/大阪府/医療・福祉・介護サービス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「おもちゃを買ってとねだるから買ったら、次のお店でも買ってとねだる。さっき買ったからとなぐさめるも、泣いて叫んで床に寝っ転がり大騒ぎ。周りの目が痛すぎた」(33歳/鹿児島県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「大声で喋る/聞かれたくないことを話す」
・「子どもが声が大きすぎて、ひたすら叫び回って周りが振り返る時」(37歳/広島県/建設コンサルタント/建築・土木関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「エレベーター内で大きな声で歌ったこと」(29歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「トイレで、『おかあさんもウンチー?』と大声で言われた。個室でもちろん顔などは見えないが、恥ずかしかった」(32歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「夏にスイカをごちそうになり食べ終わったら、『かじらないの?』と我が家の食べ方をばらされた」(35歳/宮崎県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「大きな声で、おならが出たことの報告をされた!」(28歳/岩手県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「母さん、今日○○って言ってたよね!など、家庭内の恥ずかしいエピソードを大声で話された時」(37歳/長野県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「一緒にトイレに入り、用を足している間、中継された」(49歳/東京都/百貨店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「走り回る、暴れる、騒ぐなど」
・「お店の中で騒がしい」(34歳/岡山県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「走り回って、止めようと追いかけっこみたいになった時」(40歳/新潟県/コンビニエンスストア/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「美術館で騒いで怒られた」(41歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「恥ずかしい行動をする」
・「知らない人をママと間違えた」(37歳/埼玉県/サービス/専門職関連/会社員・公務員・団体職員)
・「レストランで鼻ほじり……」(41歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「食べ放題で、山盛りに料理を持ってきた時」(35歳/青森県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「どこでもおっぱいを触りたがる」(36歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「粗相をする」
・「コインゲーム中におもらしをしてしまったこと」(42歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「うんちが漏れて衣服が汚れ、臭いがしてしまった時」(37歳/埼玉県/不動産/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「主人が抱っこしていたら息子がうんちを漏らして、主人の着ていた旅館の浴衣を汚してしまった」(27歳/鳥取県/教育/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
「その他」
・「スーパーで並んでいる時に、子どもが遊んで財布のお金をぶちまけてしまった時。恥ずかしかったです」(31歳/富山県/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「姉妹喧嘩を始めた」(37歳/北海道/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「赤ちゃんを抱っこして歩いていたら、親子共々段差にこけて、子どもは怪我はなかったですが、私がズボンを思いっきり破って恥ずかしかった」(44歳/福岡県/化粧品・医薬品/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「子どものあだ名を大きな声で呼んで、周りの人に変な顔をされた時」(42歳/山梨県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「やっとの思いで入ったカフェの中をベビーカーで移動していて、運んでいる時にぶつかって、買った飲み物がこぼれてしまった」(39歳/東京都/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
■総評
調査の結果、全体の41.3%が、子どもとお出掛けしていて恥ずかしかった出来事が「ある」と回答した。恥ずかしかった出来事の具体的な内容は(複数回答あり)、「泣く、叫ぶ、駄々をこねるなど」が、33.7%と最も多かった。以下、「大声で喋る/聞かれたくないことを話す」(20.5%)、「走り回る、暴れる、騒ぐなど」(15.7%)、「恥ずかしい行動をする」(9.6%)、「粗相をする」(6.0%)と続いた。「その他」は18.1%、「特になし/回答なし」は7.2%だった。
やはり多くのママが、外出時の「泣き叫び」や「駄々こね」に恥ずかしい思いをしていることが分かった。特に、公共交通機関や美術館、図書館など本来静かでいるべき場所での泣き声は、周囲の人たち以上に、ママにとってプレッシャーとなっているようだ。
「大声で喋る/聞かれたくないことを話す」には、子どもの純真さや無邪気さの現れとして、むしろ微笑ましく感じられるエピソードが並んだ。トイレがらみの話題が多いのは、子どもであるが故のご愛嬌と言ったところだろうか。
「走り回る、暴れる、騒ぐなど」は、1位の「泣く、叫ぶ、駄々をこねるなど」に近いが、ここでは子ども自身は決して不機嫌だったり駄々をこねているわけではなく、単に元気が良すぎたり、あるいは無駄にテンションが高まってしまったりといった状態のものをピックアップして集計した。「恥ずかしい行動をする」「粗相をする」もまた、小さな子どもではどうしても避けられないと感じさせられるエピソードが多かった。
「その他」では、子どもの行動が恥ずかしいというよりも、ママ本人が失敗してしまい、そのせいで恥ずかしい思いをした、という体験談が多かった。子どもを抱いていて自由が効かなかったり、ついつい焦ってミスをしてしまったりと、子連れであるが故の苦労は尽きないようだ。
実際に街中で、泣きわめく子どもと、その傍で途方にくれるママといった光景を目にする機会も多い。幼児の甲高い泣き声に、ついつい眉をしかめてしまいがちだが、実際に泣きたいのは必死で子どもをあやしている母親自身だろう。周囲が今よりもほんの少しでも、子連れで外出することの大変さを理解するようになれば、ママもずいぶんと気持ちが楽になるはずだ。
調査時期: 2017年12月8日~2017年12月27日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生以下の子どもを持つ女性)
調査数: 201人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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