KDDIは1月9日、auのスマートフォンなど、2018春モデルとなる全7機種を発表しました。au初のファーウェイ製スマートフォン「HUAWEI nova 2」をラインナップに追加したほか、弱年齢層やシニアに向けた端末も用意。サービス面では、機能を強化したフィルタリングサービス「あんしんフィルター for au」を発表しています。
家族が安心できるサービスを目指して
KDDIが2018年に掲げるテーマは「笑おう」。発表会に登壇したKDDI商品企画本部長の山田靖久氏は「お客さまに、笑顔になっていただけるような端末、サービス、料金を積極的に出していきたい」と意気込みます。その言葉通り、発表会では家族が安心してスマートフォンライフを楽しめるサービスの数々が紹介されました。
まずは新端末のから。
auオリジナルブランドのQuaシリーズから、スマートフォン「Qua phone QZ」が登場しました。ポップでカラフルな外観が特徴で、山田氏も「彩り豊かで春らしいラインナップになりました。持ち運ぶのが楽しくなるスマホです」とアピールしました。人気の文具メーカー「Rollbahn」とコラボした専用ケースなども用意し、ファッションに関心の高いユーザーからも人気が出そうです。
Quaシリーズからは、タブレット端末「Qua tab QZ10」「Qua tab QZ8」もラインナップに追加されました。文字とアイコンを簡単に拡大できるなど、小さい文字が読みにくいお年寄りにも使いやすい配慮がされています。また、使用できるアプリを固定する「子どもロック」を使えば、タブレットを触りたがる子どもにも安心して渡せるとのこと。家族みんなが使いやすい、そんなモデルになっています。
このほか、ユーザーの幅広いニーズに応えるべく「HUAWEI nova 2」も用意。こちらはミドルレンジの価格帯(3万円前後)ながら、ダブルレンズのカメラを搭載するなど、高スペックなモデルとなっています。機能にこだわる男性ユーザーへの訴求力が高いことが予想されます。
シニア向けの「BASIO3」には、スマホの困りごとを解決する「診断カード」を同梱。これはNFCを利用した機能で、使い勝手の向上を狙っています。ジュニア向けには、子どもの安全を守る「mamorino4」を用意しました。タッチパネルに対応し、音声入力も利用できるなど、小学生にも使いやすいモデルとなっています。このほか、受信速度最大708Mbpsに対応したWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」が投入されます。au 2018春モデル全7機種は、2018年1月下旬以降に順次発売される見込みです。