JR貨物と京都鉄道博物館は10日、青函トンネルなどで活躍する交流電気機関車EH800形の京都鉄道博物館への入線シーンを特別公開すると発表した。展示初日の1月20日に入線シーンを公開し、その後は1月28日まで展示される予定となっている。

  • 青函トンネルを含む北海道新幹線との共用走行区間も走行可能なEH800形。2016年には「カシオペア紀行」としてE26系客車を牽引した(写真は2016年8月撮影)

EH800形は新幹線との共用走行区間と在来線区間の双方に対応する複電圧方式の交流電気機関車。2016年3月の北海道新幹線開業以来、青函トンネルを含む共用走行区間とその前後の在来線区間(東青森~函館貨物間)で活躍しており、関西エリアへの入線・展示は初だという。入線シーンの特別公開は1月20日10時30分頃、京都鉄道博物館の本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアにて行われる予定となっている。

今回、特別展示されるのはEH800形1両とコンテナ車コキ107形2両。コンテナ車には北海道エリアを中心に運用するコンテナなどを積載する。展示期間中(1月20~28日)にはオリジナルヘッドマークも掲出する予定。1月20・21日には子ども制服(JR貨物)での記念撮影会やコンテナ内部への乗車体験、JR貨物のグッズ販売(数量限定)も行われる。

なお、車両の運用などの都合により、展示期間およびイベント内容を変更または中止する場合もあるとのこと。