楽天トラベルは1月9日、「2018年 女子旅に人気の温泉地ランキング」を発表した。同ランキングは全国の温泉宿を対象に、「女子旅」「女子会」のキーワードの入った宿泊プランの「女性複数」利用の宿泊人泊数(=宿泊人数×泊数)をもとに算出。宿泊期間を2016年12月1日~ 2017年11月30日として集計。その結果、1位は静岡県の「熱海温泉」となった。
1位となった静岡県の熱海温泉は、年間の宿泊人泊数をもとにした「年間人気温泉地ランキング」でも2014~2017年の4年連続で1位を獲得しており、女性複数名だけでなく全ての利用者に広く人気となっている。東京から新幹線で約50分と特に首都圏からのアクセスがよく、温泉に加えて、年間を通して15回以上開催される「熱海海上花火大会」などのイベントも楽しめる。同温泉の宿泊施設では、色浴衣の無料レンタル、アメニティのアップグレード、ワインやスイーツ付き、エステ割引など、女性向けの特典を備えた宿泊プランが人気を博している。
2位を獲得した岐阜県の「下呂温泉」は、"日本三名泉"のひとつに数えられる名湯。泉質はアルカリ性単純温泉で、滑らかな肌触りの湯は美容にも効果があるとされている。また、温泉街には無料の足湯が点在しており、散策の途中でも気軽に温泉が楽しめる。周辺の宿泊施設では、飛騨牛を使った夕食が客室で食べられる、貸切風呂が無料で利用できるといった、女性グループで気兼ねなく地元のグルメと温泉を堪能できる宿泊プランを展開している。
3位にランクインした神奈川県の「箱根湯本温泉」は、奈良時代に開湯したとされ、20以上ある箱根の温泉地の中でも最も古いと言われている。東京からは電車で約1時間半と気軽に出かけられるロケーションで、色浴衣レンタル、アメニティのアップグレード、ワインのプレゼントといった女性向け特典付き宿泊プランがここでも人気となっている。
4位となった石川県の「山中温泉」は、渓谷・鶴仙渓に沿って広がる温泉地で、渓流沿いの遊歩道で豊かな自然を眺めながら散策が楽しめる。山間にありながら日本海が近いため、冬にはカニや甘エビなど新鮮な海の幸も堪能できるのも魅力となっている。
5位の島根県「玉造温泉」は、"美肌・姫神の湯"をうたい、女性によるPRチーム「姫神ガールズ」が広報活動を行ったり、温泉水を使ったコスメを開発したりと、女性客の誘致に注力している。周辺の宿泊施設では、縁結びスポットとして知られる「出雲大社」や「玉作湯神社」に関連したグッズや温泉水コスメのプレゼントなど、同温泉ならではの特典が豊富に用意されている。