米Googleは1月8日 (現地時間)、Android PayやGoogle Walletなど、同社が提供するペイメントサービスを統合した新ブランド「Google Pay」を発表した。複数のサービスを1つにまとめることで、よりシンプルで一貫した利用体験を実現し、また安全性の向上にもつなげる。
Android Payは、2015年9月に米国から運用を開始したGoogleによるAndroidプラットフォーム向けの決済サービスだ。Android端末内蔵のNFCチップを利用し、店頭に設置された端末にスマートフォンをかざすだけのコンタクトレス決済を可能にする。
Googleは2006年にオンライン決済サービス「Google Checkout」を開始。2011年にNFCを利用したモバイル決済にも対応する「Google Wallet」をスタートさせ、Google Checkoutも統合した。そして2015年に、Androidに組み込んだモバイル決済機能として「Android Pay」を開始、それに伴ってGoogle Walletは送金サービスに変更された。
Google Payにまとめられることで、ユーザーはGoogle WalletやAndroid Payの違いに悩まされることなく、「G Pay」の表示があるオンラインショップ、お店、そして個人間の送金も、Googleアカウントに登録したペイメント情報を用いて支払える。すでにAirbnb、Dice、Fandango、HungryHouse、InstacartなどがGoogle Payに対応している。