マクロミルはこのほど、2018年1月に成人式を迎える全国の新成人を対象とした「2018年 新成人に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2017年12月15日~17日、有効回答数は500人。
将来の夢がある新成人、過去最低に
将来の夢が「ある」と答えた新成人は過去最低の54.4%。次いで「今のところはない」が37.8%、「わからない」が7.8%と続いた。
日本の未来については、「暗いと思う(どちらかといえば含む)」が52.8%、「明るいと思う(同)」が34.4%となった。
将来就きたい職業は、1位「会社員」(30.6%)、2位「公務員」(20.1%)。両者の順位は2011年の調査開始以降、8年連続で変化はなかったものの、今年は「わからない」が27.8%と、1位の「会社員」に3%差まで迫っている。
デジタル端末の所有率をみると、「iPhone」が61.4%を占め、「Android」の36.0%を大幅に上回った。「iPhone」の所有率は5年で約2.5倍に増加している。
SNSの利用率は、1位「LINE」(96.0%)、2位「Twitter」(80.4%)と、共にこの6年で最高を記録。3位の「Instagram」(51.4%)は「Facebook」(25.6%)の2倍に増加した。
AI化について質問したところ、48.0%が「不安がある」と回答。グローバル化については、4割半がグローバル人材になりたいが、8割弱が「英語に不安」と答えた。
今後の活躍を期待・応援している新成人の1位は「宇野昌磨(フィギュアスケート選手)」(33.2%)、2位は「藤田ニコル(モデル・タレント)」(30.6%)、3位は「オコエ瑠偉(プロ野球選手)」(22.4%)となった。