ビジネスマンにとって商談は真剣勝負の場ですね。取引先のお客様と初対面の際に距離を縮めたい、スムーズに商談を進めたい、うまくコミュニケーションを取りたいと思っている方は多いでしょう。

たいていのビジネスマンは、相手に清潔感や好印象を与えられるように身だしなみを整えていると思いますが、その際に心身への作用や効果があるとされている精油(アロマオイル、エッセンシャルオイルとも言います)も取り入れてみませんか。

  • 商談時に有効なアロマ

アロマオイルをビジネスシーンに取り入れる効果

精油は植物から抽出した天然素材100%ですので安心して使えますし心身に良い影響を与えてくれます。また、ほんのりナチュラルな香りが漂うので、強い香りや香水が苦手の方でも精油には癒されると言う方も多くいらっしゃいます。

嗅覚は他の五感と違い、感情にダイレクトに働きかけるので、香りは記憶に強く影響を与えると言われています。商談時にプレッシャーやストレス、緊張を緩和出来たり精神を安定させてくれたり、自分に自信を持たせてくれたら、スムーズな商談が出来るでしょう。また、さりげなく場を香らせることで相手にも良い影響が生まれるかもしれません。

精油の取り扱い方

精油の取り扱い方ですが、ハンカチやティッシュに数滴の精油をつけてポケットやネームホルダーに入れたり、マスクに1滴つけたりするだけでも効果があると言われています。

空気中に香りを漂わせたいときには電気で温めるアロマ対応加湿器や細かい霧状に分散させる事が出来るディフューザーを使うと良いでしょう。

また、スプレーボトルに無水エタノールまたはウォッカ5mlとお好みの精油10~20滴、精製水(軟水のミネラルウォーターでもOK)45mlを入れると簡単にルームスプレーが作れます。持ち運びもし易いのでこちらもおすすめです。

具体的にどんな精油がいい?

精油にはたくさんの種類がありますが、緊張や不安時には清々しい香りを、また集中力を高めたい時、頭をスッキリさせたい時はス~ッとした香りがおすすめです。今回はハーブ調、柑橘調、森林調の香りをご紹介します。

シダーウッド

木のスッキリした香りです。身体の強壮作用があり心を鎮静させてくれる働きがあるので緊張や不安時に向いています。年輩の方がこの香りを好む傾向があるようです。

レモン

心を落ち着かせ気持ちをリフレッシュし頭をスッキリさせてくれる働きがあります。柑橘系で幅広く好まれます。

ローズマリー

心を元気にさせ、強い気持ちに。また気弱な状態の時にもおすすめです。中枢神経を刺激し、脳を活気づける作用がありますので集中力や記憶力のアップに働きかけてくれます。ハーブ系のフレッシュな香りです。ただし、こちらは高血圧の方は使用を控えたほうが良いです。

ローズマリーの代わりには「ペパーミント」を。同じハーブ調で頭をスッキリさせ集中力アップに働きかけてくれます。

逆に集中したいのに、鎮静作用やリラックス作用が強い精油は、商談時にはあまり向いてないものもあります。「イランイラン」「クラリセージ」「ジャスミン」「ネロリ」「プチグレン」「ベンゾイン」「マジョラム」 などです。

このように精油はオフィスや外出先でも手軽に使う事ができます。香りによって自分のメンタルバランスを整え、商談やコミュニケーションが気持ちよく進むことに期待が持てるのも魅力ですね。

現代は、ストレス社会とも言われています。アロマを上手使い心身ともに健康でいられるように、あなたのお気に入りの香りをビジネスシーンの1つに取り入れてみてはいかがでしょうか?

小田真由美

小田真由美

1980年生まれ。ワールドマネージメント 代表取締役。アロマコーディネーター。20代の頃、アロマを使って精神的につらい時期を乗り越えた自身の経験をきっかけに、30歳のときにアロマコーディネーターの資格を取得。友人のお店や自宅の一室を利用し、アロマの知識を生かしたオリジナルの香水や石けんの販売。さらには誰でも手軽に購入できるような商品を使ったアレンジアロマグッズ作りを教えるなど、アロマビジネスを展開。その後、知人のエステティシャンに師事し、エステとアロマを使った施術も行うサロンも展開。美と健康を日々追求している5児の母。