8日スタートのテレビ朝日系ドラマ『越路吹雪物語』(毎週月~金曜12:30~)でヒロイン・越路吹雪を演じる女優の大地真央と瀧本美織がこのほど、東京・元麻布の善福寺にある越路吹雪さんの記念碑を参拝した。
同作で、青年期を演じる瀧本と、絶頂期を演じる大地。越路さんの代表曲「愛の讃歌」と「ラストダンスは私に」の歌碑も設置されている記念碑に、大地は真紅のバラの花束、瀧本はブランデーとタバコと、それぞれ越路さんがこよなく愛したものをそなえて、手を合わせた。
宝塚歌劇団の後輩である大地は「尊敬する"大上級生"。長所も短所も含めた越路吹雪さんの魅力を表現できるよう、そして人間味あふれる河野美保子さん(=越路さんの本名)を演じられますようにという気持ちでお参りさせていただきました」と感慨深げで。瀧本も「今、たくさんの方に支えられて楽しく撮影していますので、どうか温かくお見守りください、と越路さんにお伝えしました」と、熱演を誓っていた。
実は2人はこの日が初対面で、大地は「瀧本さんの男装の写真を拝見したのですが、『宝塚に入ればよかったのに!』と思ったぐらいカッコよくて華があって…! 越路さん役にはピッタリだと思いました」と絶賛。瀧本も「大地さんはおキレイすぎて、吸い込まれてしまうかと思いました」と感激した。
また、瀧本は大地に「宝塚時代、普段から足を開いたり、男っぽい歩き方を心がけていましたか? 私は最近、パンツスタイルだと勝手に足が開いていることが多く、自分でも衝撃を受けたので…(笑)」と質問。これに対し、大地は「あえてそうしようとは思っていなかったのですが、気がついたらそうなっていましたね。映画を見てもミュージカルを見ても、自然と男優さんを追っている自分がいて、男の人のちょっとしたしぐさにばかり目がいっていました」と、男役スター時代を振り返りながら答えた。
そして、大地は「越路吹雪さんという"選ばれたスター"の人生を皆さんに楽しんでいただけたら」、瀧本は「越路さんを知らない世代の方にも戦後の日本にこんなにも芸に生きた女性が存在したことを知っていただければ」と、それぞれアピールしていた。