ソフトブレ―ン・フィールドはこのほど、2018年から配偶者控除の上限金額が変更されることを受け、働く主婦(年収200万円以内)を対象とした「2018年からの働き方に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年11月24~30日、有効回答は20代以上の有職女性589人。

8割超が「働き方は変えない」

2018年1月から、配偶者控除の年収要件が現在の103万円から150万円に変更されることについて、「知っていた」人は71.3%、「知らなかった」人は28.7%だった。

配偶者控除改定後の働き方を聞くと、「働き方は変えない」が圧倒的に多く81.2%。一方、「働き方を変える」との回答は、配偶者控除の廃止が検討されていた2016年9月調査時は39.3%だったが、今回は18.8%に減少した。

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働き方を変えない理由としては、「スケジュールの融通がきくから」が63.6%でトップ。以下、「家事と両立できるから」が44.6%、「仕事内容が好きだから」が32.8%と続いた。「自分自身の時間の余裕が欲しいので、時間の融通が利く方がいい」(福岡県50代)など、「家庭や育児を優先させて、無理なく自分のペースで好きな仕事をやりたい」といった声が多かったという。

「働き方を変える」と答えた人に収入を増やすための働き方を聞くと、「複数の働き方をする」が29.7%と最も多く、次いで「働く時間を増やす」「働き方を変える」が同率の27.9%と続き、正社員や契約社員などへ「契約形態を変える」は5.4%にとどまった。