エン・ジャパンはこのほど、35歳以上を対象とした「就活生へ薦める企業」に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年11月1~30日、調査対象は「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー、有効回答は1,249人。
業種については「メーカー」が最多
就活生へ薦める企業タイプを聞くと、「大手企業」が49%で最多。回答者からは「大手企業から中堅企業やその他企業へ転職することはできても、逆は難しい」(36歳男性)といった声が寄せられた。
業種については、「メーカー」が最も多く43%。理由としては「開発力がある会社、競争力のある商品を持つ会社であれば、市場環境に対応可能な企業は成長する可能性が高い」(54歳男性)などの意見が挙げられた。
職種については、「営業系」が35%でトップ。回答者からは「実績が数値で表れるため。将来的に管理部門に行っても現場をよく理解できる」(54歳男性)といったコメントが寄せられた。
就活生へ薦める企業は、1位「トヨタ自動車」、2位「グーグル」、3位「リクルートグループ」、4位「伊藤忠商事」、5位「三井物産」と続いた。
就活生へ薦める企業選びのポイントを質問したところ、「業界の成長性」が39%、「企業の成長性」が37%、「経営理念やビジョン」が35%でトップ3にランクイン。同調査では「待遇や社内制度以上に、長い目で見た将来性や企業の考え方に共感を持てるかがポイントということがうかがえる」と分析している。