ライズTOKYOはこのほど、受験に関する調査結果を発表した。調査時期は2017年11月、有効回答は18~23歳の受験経験者400人(第一志望校合格者200人、第一志望校不合格者200人)。
第一志望校合格者の方が睡眠時間は長い傾向
受験直前の生活習慣で受験に一番効果的だったことを尋ねると、「睡眠時間を十分にとる」(37.8%)が1位となり、2位の「毎日決まった時間に寝起きする」(13.3%)と比べ約3倍に上った。次いで「勉強の合間に適度に息抜きをする」(10.3%)、「朝型の生活にシフトする」(8.8%)、「質の高い睡眠がとれるように工夫する」(5.5%)と続き、トップ5のうち4項目を睡眠に関連する回答が占めた。
「睡眠時間を十分にとる」と答えた割合を第一志望校の合否別にみると、合格者は42.5%で、不合格者の33.0%と比べ約10ポイント高い。また合格者の平均睡眠時間は6時間10分、不合格者の平均睡眠時間は5時間51分で、第一志望校合格者の方が19分程度長かった。
話題の「睡眠負債」について、今回の調査では適切な睡眠時間を7時間~8時間未満と仮定し、第一志望校の合否別に適切な睡眠時間をとっている人のボリュームを比較した。その結果、適切な睡眠時間を確保していた割合は、第一志望校合格者では16.5%、不合格者では11.0%と、合格者の方が5.5ポイント高かった。
よく眠れたときに勉強の効率があがった経験はあるかどうかを第一志望校の合否別に聞くと、合格者では75.0%が「ある」と答えたのに対し、不合格者では「ある」は66.0%にとどまった。
受験直前、一番効果的だった息抜き法は「音楽を聴く」(23.1%)、一番効果的だった勉強法は「苦手問題の克服」(29.0%)となった。