アイドルグループ・嵐の二宮和也が31日に務めた、『第68回NHK紅白歌合戦』の白組司会の様子が話題となっている。

  • 有村架純、内村光良

    左から紅組司会・有村架純、総合司会・内村光良

二宮は嵐としての紅白司会経験はあるが、単独で白組司会を務めるのは初めて。リハーサルから抜群の安定感を見せていたが、本番でも安定感は変わらないままに、生放送を取り仕切っていく。

総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良だが、内村はNHKのコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』のキャラクターに扮した様々な出番があったために、対応が二宮に任される場面も多かった。紅白とのコラボから誕生した、内村演じるNHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・ディレクター三津谷寛治が、三山ひろし、Sexy Zone、サンシャイン池崎を呼び出す場面では、二宮が三津谷のボケを回収する形に。

また、内村が欅坂46とコラボで「不協和音」を歌い踊るパフォーマンスでは、同グループのメンバーが体調不良となりステージの異変が感じられたものの、動じることなく場を進める。二宮の「内村さん、夢が叶ってよかったですね、素晴らしい」という言葉に、内村が「他人事じゃないか!」とつっこむことで場が収まっていた。

準備のために時間が空けばアドリブでつなぎ、エレファントカシマシ・宮本浩次やゲスト審査員の加藤一二三が喋り続ければさくっとぶった切るが、不思議と嫌な感じはなく場を進める二宮。ひょうひょうとした雰囲気を崩さないがゆえに、挟まれる中継等や様々な企画とのやりとりも上滑りすることがなかった。

この二宮の司会ぶりは嵐のメンバーも認めるところで、大野は「素晴らしいですね。この勢いのまま毎年やって欲しいですね」と絶賛。Twtiterでは「ニノの司会、安定感がすごい」「生放送なのに、完成されたバラエティを見てるみたい」と二宮をたたえる声で溢れた。さらに「テンポ感がすごい」「俳優ならではの間の取り方」「声の出し方がベテラン」「すべてを回収してくれる」「切り替えがうまい」と具体的に二宮の司会の良さを分析するツイートも多く見られた。